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現状のままで家の売却は可能?チェックするべき3つのポイント

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目次

この記事ではマイホームなどの家の売却を予定している方に向けて、家の売却前に必ずチェックしておきたいポイントについて解説しています。また、2パターンある不動産の売却方法についても紹介していますので、ぜひ不動産売却をする際の参考にしてください。

家の売却前にまずは自分の家を客観的に見てみよう

具体的な家の売却方法について知るよりも重要なことは、自分の家にを客観的に見てみることです。いくら家の売却をしたくても、「買いたい」という人が現れないことには当然売却できません。そもそも自分の家が、誰かが欲しがるような物件であるのかどうかをチェックしておくことが重要になります。

ひとつずつチェックポイントを紹介しますのでぜひ確認してみてください。チェックするときのポイントは「自分が住みたいと思うか」を判断基準とすることをおすすめします。これまで住んできた愛着などは抜きにして、新しくその家に住みたいと思うかどうかで判断してください。

家の売却前のチェックポイント1:水まわりが古くないか

料理をする人からは、水まわりの環境は非常に重要視されています。たとえば蛇口が上下左右で温度や水量を調整するものではなく、昔ながらの銭湯のように水とお湯のカランが分かれていて水量を調整するものであるだけで古くさいというイメージを抱くものです。

また、お湯を出すためにキッチンにある給湯器のホースを使わなければならないのも、利便性は別としてあまり好まれるものではありません。「レトロ」といえば聞こえはいいですが、住む人にとっては見た目も重要なのです。たとえば以下の画像のような水回り状況だと、これから住もうという人はワクワクしませんよね。

キッチンであれば、食洗器が扉の中にすっきりと設置してあるものや、ガスであればはやりのガラストップコンロ、電気であればIHクッキングヒーターが埋め込まれているもの、カウンターキッチンなどは印象が良いです。

たとえばこの画像のようなキッチン環境であれば、家を購入する人はおしゃれな新生活のイメージがわき、購入へとつながりやすくなります。

家の売却前のチェックポイント2:壁紙が汚れていないか

長年生活しているとどうしても壁紙が日焼けしまったり、キッチン周りに油はねが残ってしまったりするものです。しかし、壁紙は基本的に白が基調のものが多いので変色や汚れがあれば大きく目立ってしまいます。

お家は機能面としての住みやすさも重要ですが、それ以上に印象を決めるのが清潔さや部屋の明るさであることも少なくありません。特に家具がない状態だと壁の変色は目につきやすいので、買い手も必ずチェックするポイントになっています。長年暮らしていると明らかな汚れ以外は気づきにくいかもしれませんが、壁紙がくすんだり黄ばんだりしていないかぜひチェックしてみてください。

壁が変色すると、この画像のようになります。自分の家の壁と比べてみてください。

家の売却前のチェックポイント3:床が劣化していないか

壁と同様にチェックしておきたいのは床です。とくに木目があまり目立たないようなフローリングの場合は、傷や日焼けが目につきやすくなります。家具を置いていた場所がくっきりと跡になっていることもありますのであわせてチェックしましょう。

水回りの近くで床が濡れたまま放置した結果、剥がれてしまったり部分的に変色してしまったりしていることも多いです。また、フローリングだけでなく畳の部屋も日焼けしていないか、傷んでいないかチェックしてください。

壁と同様に床の傷みも目立ちやすいです。

監修者から
今のフローリングは抗菌仕様やワックスレスで傷がつきにくいなど性能も上がっています。コロナの時代なので清潔感にこだわる買主さんも増えていますので、古い床材のお部屋は競争力を失いつつあります。

チェックを終えたら家の売却方法を考える

ひいき目なしに自分の家をチェックして買い手がつきそうかどうか判断したら、家の売却方法について考えていきましょう。もし「買い手は見つからないだろう」と思っても落ち込む必要はありません。家の売却には、2つの方法があるからです。

家を売却するための2つの方法

家の売却方法は、仲介業者に間に入ってもらって一般の方向けに販売を行う「不動産仲介」と、買い取りを行っている不動産業者に直接買い取ってもらう「不動産買取」の2パターンがあります。築年数が少ない家や、住んでいた期間が短く目立った汚れなどもない「買い手が見つかりやすい家」の場合には不動産仲介を利用する方が手元に入るお金は多くなります。一方で、買い手がつきづらそうな場合におすすめなのは不動産買取です。

買い手がつきづらい場合は不動産買取で家の売却をしよう

不動産買取とは、不動産の買取を行っている不動産業者に家を買い取ってもらう売却方法です。不動産業者は買い取った家を、売り手がつきやすいようにリフォームして売りに出します。つまり、不動産買取の場合は、現状の水回りや壁・床などに傷みなどがあっても大きな問題にはならないという特徴があります。

家の売却時に仲介と不動産買取と仲介のどちらを選ぶべきか、一概には言えません。しかし、全般的に言えるのは買い手が見つかりづらいものに関しては不動産買取がおすすめということです。買い手が見つからなければいくら長期間仲介で売りに出していても意味がありませんし、たとえ自身でリフォームをして仲介で販売するにしてもリフォーム代を売値にそのまま加算することは難しいからです。そして、最も避けたいのは自分でお金をかけてリフォームをしたのに買い手がつかないこと。その場合はリフォーム代がまるまる損失になってしまいます。

不動産買取の場合は、不動産業者が買い取ってからリノベーションなどのバリューアップを施してリノベーションマンションのマーケットに出します。このバリューアップ後の価格から、買取業者が負担するリノベーションなどのバリューアップに要する費用を逆算して買取の市場価格は決まります。買取にはすぐにお金を手にできるメリットもあります。

不動産買取のメリット

また、不動産買取ならではのメリットとしては、買い手がプロである不動産業者のため、売却後に雨漏りやシロアリ被害などが発覚しても修繕義務がないことが挙げられます。仲介業者を通して販売する場合には、売却後に発覚した欠陥については売主が修繕する義務がありますのでここは大きな違いとなります。

買取を考るのなら、買取専門の業者に一度相談してみましょう。おすすめは買取博士です。査定や手数料は無料ですし、買取してもらった後の物件への責任はなし。なるべく早く物件を現金化したい方にもおすすめです。

まとめ:仲介での販売よりも不動産買取のほうが無難なことも

この記事では以下の内容を紹介しました。

長年住んでいた家ならばどこかに見えない欠陥があるもの。少しでも高値で売りたいからと仲介で販売したい気持ちは分かりますが、長年住んだ家であるならば不動産買取を依頼するのが無難だと言えるでしょう。

監修者から

古い物件や内装に経年劣化が見られる物件は、不動産の買取のほうが良いです。しかし、きれいな物件に限っては、仲介を通じてエンドのお客様に売却するほうが良いでしょう。物件がきれいなら不動産買取業者がバリューアップする必要がありません。買取業者も数百万円の費用をかけることなく単に転売する価格からの逆算で買取価格が決まります。

たとえば、マーケットの価値が100の物件であれば、不動産会社の経費と利益を考えて80で買取、100でエンド客に売却します。10の経費をかけるので、残りの10が不動産会社の利益です。しかし、きれいな物件はそもそも100で売却できるので、きれいな物件での買取は損をします。逆に経年劣化が見られる物件は、価値が満点で100の物件も水回り、壁、クロス、トイレなどが劣化していれば最大の価値を発揮できてないので減点され、100点満点中の70点位の状態のマンションになります。これを業者は70で買取り、数百万円の経費をかけて100点満点にして100の価値で売却します。

一般に買取が安くなると誤解されているのは、物件の価値が経年劣化で100点満点中70点位の価値の物件でも、価値が100点満点ある場合と比較してしまい、3割安と誤解してしまうからです。

監修者:鈴木 良紀

経歴:東京理科大学卒業。大手ゼネコン、ディベロッパー、不動産ファンドを経て、(株)ウィルゲイツインベストメントの創業メンバー。不動産、法律に広範な知識を有し様々なアセットのソリューションにアプローチ。保有資格:宅地建物取引士、ビル経営管理士、一級土木施工管理士、測量士補。執筆活動:投資僧

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