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都内でも1.2を争う人気エリア港区での売却体験
意外とマンションの売却経験は情報がない!?
今回の売却による体験談は港区のマンションとなります。そして結論からお話しさせていただくと、数々の不動産の売却を行ってきた私の経験の中でも1、2を争うほどの好条件での売却案件の体験談となっています。
マンションを売却を検討する上では、自宅用・投資用問わず、多くの方が、出来る限り高くマンションを売却したいと考える方が多いかと思われます。 しかし、マンションの売却を経験した方の体験談をきくと、
- 「全く買い手がつかない」
- 「マンションの相場がわからず、低い価格で売却を決めてしまった」
- 「専属媒介契約などの意味がよくわからない」
- 「担当者との意思疎通がとれず、売却する機会を損した」
このようにマンションの売却はおろか、マンションの媒介契約にも至らないケースも多々見受けられます。
売却に対する様々なキーワードを打ち込んでも、具体的にどうしたらいいのか行動を示す方法が見当たらない内容に欠けたり、これからマンションの売却を検討される上で、参考にならない情報が多く、一部不安を煽る内容も見られるため、多くの方が心配になっているのも無理ないことかと思います。
また、家を売ると一括りにしてもいけません。親の家を相続して住む予定のない一戸建て住宅を売ったという場合と、住み替えで自分がこれから住む家を探しながら売却するのは全く方法も事情が異なりますよね。
売却を成功させるにはどんな知識が必要か?
今回は、当初より数年後に売却を意識した上でのマンション購入を行うことにしていました。しかし、こういった資産形成目的でマンションを買われる方は稀のため、多くの方は「住むことが第一、売却は二の次」という方が多いと思われますので、今回の体験談は参考程度に捉えていただくと良いかと思われます。
もし、売却を意識して購入するとしたら港区の品川駅付近はこれから新駅もできますので、値上がりは期待できる不動産が多いと存じます。
なぜマンションを売却するに至ったのか?
今回はより具体的にマンションの体験談を記すために、マンションの基本的な情報から、なぜ売却を検討するに至ったのか、売却から何を学んだのか、売却を経験した私だから語れる内容についてリアルに紹介していこうと思います。
あくまでこれは売買事例の一例となりますので、これからマンションの売却を検討される方の参考になれば嬉しい限りです。
売却したマンション情報
- 売却マンションのエリア 東京都港区六本木
- 最寄駅「六本木駅」徒歩10分圏内
- 築年数:7~8年
- 間取り・平米数:2LDK・75〜80㎡
- 売り出しから売却までの期間:2〜3ヶ月
- 売却価格:約8500万
マンション売却を検討した理由
中古マンション市場が活況な間に売却しておきたかった
現在も同じ状況と言えますが、数年前より不動産の供給量が需要に対して過多であることは周知の事実となっています。そのため巷の情報にあるようにマンションは税金対策や相続対策になるといっても、そのままただ所有するだけで負の遺産となってしまっては元も子もありません。
今回のケースの場合は港区にあるためエリア的にも、より好条件での売却も見込めましたが、売れ残りを防ぐ意味合いもあり、出来る限り市場が活況な時に売却しておきたかったという気持ちが本音の部分になります。
エリアの住み替えを検討
今回先述したように、売却にあたり利益が出る目処が当初よりたっていたので、これを機に住み替えを検討するようになりました。理由としては、売却を決めた当時の段階で、すでに首都圏を中心にマンションの平均価格は上昇しており、一部過熱感も見られました。
特に港区はその傾向が顕著です。賃貸マンションは23区内で最も家賃が高額で、築20~30年の分譲マンションでも費用をかけてリノベーションして4000万円台で売られています。そのため、売却を機により好条件のマンションを求めて売却を決めた背景があります。
マンションの規模が大きいため管理しきれない
当初の見立てとしては、あと数年持っていても利益は獲得できたと考えています。しかしこのマンションは総戸数も多く、条件には優れているものの、管理や修繕の面で一抹の不安がありました。
10年たてば外壁やエレベーター交換といった大規模修繕が予想されます。そうすれば修繕積立金は値上がりするかもしれません。そのため資産価値を維持や向上させることはなかなか難しいと考えていました。このような点も加味した結果住宅を売る検討するに至りました。
港区マンション売却から何を学んだか?
「エリア・立地・条件」によっては文句ない金額を提示される今回はマンションの条件に関しては文句のつけようが無かったことから、一括査定サイトを使って仲介業者に不動産査定を依頼しても、各不動産会社から提示された見積もり価格は予想以上によい価格でした。
売出後に内覧の方も多く、結果として売り出しから3ヶ月程度(ここまでかかった理由はマンション自体の金額が高かったため)で売却に至ることになりました。改めて今回の売却で学んだことは、エリアや立地、条件に関して問題がない場合は、すぐ売却に至る、また購入時から次のターゲットを的確に持つことで、売却の完了までをスムーズに行うことが出来ます。
売却するタイミングは大切
人気エリアや立地の好条件でも、売却をスムーズかつ良い結果にするには、売却する時期が最も重要になることも今回の経験で知ることができました。昨今のマンションの供給数は加熱しており築浅の中古マンションも販売数が多いです。より良い立地や条件の付いたマンションが多く、買い手は比較するためいい条件のマンションと競って売り出せばそちらより高い売値を付けることはできません。
数年前の好条件も今ではあまり評価されない傾向にあります。そのため購入の時に想定していなかった問題や課題が多々浮かび上がることがあります。これはどれだけ思考を巡らせても想定できるのは不可能です。不動産業者に相談して査定価格を出すだけなら無料ですのでこまめに市場を確認するぐらいが対策です。
マンションには優劣が存在して価格に差が出る
やはりマンションには一定のヒエラルキーは存在します。「エリアの優劣」、「角部屋」、「方角」、「ペントハウス」、「共用施設」など条件を挙げればキリがありません。売却を経験すると、その優劣がより直にわかるようになります。港区の中でも、不動産価格には当然差があります。
千代田区に近い内幸町、虎ノ門辺りの地価は六本木の倍以上します。六本木はその次ぐらいで次が広尾、表参道など渋谷に近いエリア。比較的価格が落ち着いているのは白金台、赤羽橋、白金高輪エリアでしょうか。ただ、品川駅の隣に高輪ゲートウェイ駅ができますし、これから開発が進むため品川駅から近い高輪エリアは大きく変動があるでしょう。
購入からマンション売却までスムーズに進んだ「最高の案件」
いろんな条件に左右されるので、利益までは期待しないように
今回の記事で紹介してきた港区六本木のマンションの売却事例の体験談については、私自身も成功事例だと感じています。物件のエリアや立地などの条件がとても良く、購入の際と引けを取らないほどの人気を売却の時も感じ取ることが出来ました。またエリアが港区ということもあり、多くの希望者を集めることに成功したため、売却利益も手にすることが出来ました。
しかし、これまでに何度か売却を行なったことがある私の考察からすると、このような物件は出来過ぎと言えます。購入時より私は売却することを計画していたので利益が出ましたが、売却初心者の方は初めから利益期待しすぎないほうがよろしいかと存じます。