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家を購入する際の注意点を確認
新築?中古?あなたはどっち
マンション購入を検討し始めたとき、多くの家庭は「新築マンションか?中古マンションか?」で迷うのではないでしょうか。
全ての条件が揃っていれば新築を購入するべきですが、そんな都合の良い物件はなかなかありません。
立地条件・価格・広さなど、希望条件によっては中古マンションを買う方が良いケースもあるので、中古マンションを含め多くの物件を比較することが失敗しないマンション購入のポイントと言えるでしょう。
ただし、中古マンションですから物件選び方には注意すべきことがあります。
新築マンションと同じ感覚で物件を見学していては注意点を見過ごしてしまう恐れがあるので、メリットと合わせて必ず注意点を確認しなければいけません。
多くの方にとって家を買う体験は初めてです。大きな買い物ですし、失敗はしたくないと誰もが思うでしょう。
本記事にて、中古マンションのメリット・注意点の一例をご紹介するので、マンション購入を検討している方は最後までご覧下さい。
中古マンション購入 4つの注意点
注意点1:築年数
もちろん、中古マンション購入のにはメリットだけでなく注意点もあるので確認していきましょう。
住宅ローンを利用する場合、大多数の方は住宅ローン減税の利用を想定しているはずです。この住宅ローン減税ですが、築年数によって住宅ローン減税の適用が出来ない場合があるので中古マンション購入のさいは築年数を注意点として確認しなけばいけません。
適用要件が細かく定められているので、購入前に住宅ローン適用の可否を契約の前に確認して下さい。まれに物件が審査基準に満たない場合があります。
注意点2:消費税があるかどうか
こちらも住宅ローン減税に係わる項目ですが、物件価格が『税込』か『非課税』かで減税の最大控除額が異なります。税込金額であれば10年間最大400万円、非課税であれば10年間最大200万円となります。中古マンションの売主は多くの場合は一般の個人となります。リノベーションマンションで不動産会社が売主の場合は税金が発生します。
個人間売買の場合は、築年数に係わらず多くの場合で非課税となるので、消費税も中古マンション購入の注意点と言えます。
注意点3:マンションの管理状況
漠然とした注意点いなるのですが、ここでいう管理状況とは毎月の支払いに大きな影響を与える修繕積立金の値上げ予定の有無です。
建築されている全てのマンションとは言いませんが、9割以上のマンションは新築分譲時よりも修繕積立金を高くしています。これは、築年数の経過に合わせて修繕箇所が増加するので、積立金が高いことが悪いという事ではありません。
ただ、積立金は毎月支払うものなので値上げ金額によっては、家計を大きく圧迫することもあります。積立金値上げの検討状況などは事前に確認をすることが出来るので、購入する前にこの点もしっかりと確認して下さい。
注意点4:室内のコンディション
中古ですから、室内の設備機器には経年劣化があります。
コンディションによっては、物件金額以外にリフォーム費用・リノベーション費用が必要になる場合があります。
諸経費を含めて予算オーバーしないようにしっかりチェックしましょう。
本記事では、中古マンションの『メリット』、『注意点』をお伝えしてきましたが、記事内でご紹介した内容が全てではありません。中古マンションを含めて物件を検討している方は、本記事の内容を参考にして頂き物件の選定基準にお考え頂いても良いでしょう。
中古マンションを選ぶ 4つメリット
メリット1:物件価格
中古マンションはメリットもたくさんあります。
全ての中古マンションに共通しているわけではありませんが、中古ですから新築よりも値ごろ感を感じる価格設定です。建物や室内の設備機器は減価償却資産なので、経過年数に合わせて価値が下がります。
基本的に中古マンションの方が物件価格が低くなるので、購入価格を重視している方には大きなメリットになります。
メリット2:立地条件が良い
マンションは立地が重要です。しかし、駅近などの土地は限られており、そうした一等地の売却物件情報を探すと非常に少ないことが分かります。毎日の通勤、通学、駅距離が近い方が資産価値が高いとも言われているので、駅距離を購入
選定基準の一つにしている家庭は多いはずです。
ですが、マンションの建築が始まって数十年、好エリア・好立地(駅近)の場所にはすでにマンションが建築されており、新築に限定してしまうと立地条件が悪くなる可能性が高くなります。
中古マンションの方が好立地の物件が多いので、立地条件を重視している方は中古を含め物件を検索するべきでしょう。
メリット3:建物の管理状況を確認出来る
マンションを購入すると、住宅ローン以外に管理費・修繕積立金という支払いがあります。先述していますが、全ての住宅は減価償却資産なので築年数の経過に合わせ建物を修繕が必要です。
毎月の修繕積立金で修繕費用を計画的に積み立てるので、多くのマンションでは新築時と比べ金額が高くなっています。
「マンションは管理を買え」という言葉もあるくらいなので、
建物の修繕状況、積立金の値上げ状況、今後の値上げ・修繕工事の予定などを確認出来ることは大きなメリットと言えるでしょう。
メリット4:実際の広さや日当たりなどが確認出来る
中古マンションは、建物建築済みですし室内には家具の配置までされています。
- 日当たりは良いのか?
- ソファーを置くとどれくらいの広さになるのか?
これは、引越し後の居住性を高めるポイントの一つでなので意外と重要です。新築マンションはモデルルームをしか見ないので分かりませんが、内覧や下見でいろんなことが分かるため、暮らしがイメージしやすいでしょう。
完成前の新築マンションでは実際の室内を内見することが出来ないので、引き渡し後に「イメージと違った」ということも良く耳にするケースなので、このポイントは大きなメリットになると言えます。
まとめ
注意点を踏まえて選びましょう
以上が中古マンションを購入する注意点とメリットでした。ここまで読んでくださりありがとうございます。