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住みやすいリノベマンションに共通する4つの特徴

綺麗な部屋

目次

リノベマンションは費用を抑えたうえで、新築マンションのように最新設備のマンションを購入できるので、人気が増してきています。

本記事では、リノベマンションの概要やメリットなどお伝えすると共に、どんなリノベマンションがおすすめか、住みやすい物件に共通する特徴を4つご紹介していきます。

リノベマンションとは

都心を中心に、新築マンションの高騰を理由に中古マンションの成約件数が増加中です。とくに2016年以降、首都圏においては中古マンションの成約件数が新築マンションの成約件数を超えています。新築人気の高い日本にとっては珍しいことで、2015年以前には見られないものでした。こうした中で、中古マンション購入後にリノベーションする事例も増えています。

リノベーションとは比較的規模の大きな、住宅性能や付加価値を高める工事のことで、リノベーションすることで、築年数の古い物件でも総額費用を抑えて耐震の設備を持つ物件に生まれ変わらせることができます。

また、中古マンション購入後に自分でリノベーションを実施する他に、業者が中古マンションを買い取り、リノベーションして再販するようなケースもあります。

このようなマンションをリノベマンションと呼びますが、自分でリノベーションしたマンションと比べると、リノベマンションはプロの手でリノベーションが施されている分、安心して購入出来ると言えるでしょう。

リノベマンションを購入するメリット

リノベマンションを購入するメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。

それぞれについて見ていきましょう。

新築より費用を抑えて最新設備を備えたマンションを購入できる

リノベマンションはある程度築年数の経過した中古マンションを改装して最新設備を備えさせたうえで販売されます。

一方、販売価格は新築プレミアムが価格に上乗せされた新築マンションと比べると安く設定されているのが一般的です。

新築プレミアム以外でも、居室内は新築マンションと同等のグレードでリノベーションされていますが、共用部は飾り付けられた新築に比べると築年数も経過しているため見劣りします。

この「築年数」と「新築プレミアム上乗せ価格」の分、リノベマンションは新築マンションよりも費用を抑えて最新設備を備えて購入できます。

新築マンションの場合、まとめて1棟ごと分譲するので、立地の選択肢が限られてしまうデメリットがありました。しかし、リノベマンションはあらゆる立地にある中古マンションの1部屋を対象にリノベーションを実施するため、より広いエリア選択肢の中から物件を選べます。

プロの手でコーディネイトされている

リノベマンションは中古マンションを購入し、自分でリノベーションを実施するのと比べ、プロの手でコーディネイトされている分、間取りやデザインなど住みやすくなっています。

もちろん、自分でのリノベーションには、より好みの物件にできる特徴がありますが、工事する範囲が広い分、素人には判断の難しい部分も少なくありません。

リノベマンションは多くの物件をお客様に提供し、そのフィードバックから改善を行っています。

プロの手によって最善の間取りやデザイン、細かい使い勝手まで、適切なプランニングがされていますが、これらはなかなか素人が気づかない点。プロが作ったリノベマンションは将来的な売却を考える際もプラスです。

自分の手でリノベーションを実施すると、どうしても自分の趣味趣向を取り入れたマンションとなりやすいので、売却しにくいケースも多くなってしまいます。

状態を見てから購入を決断できる

中古マンションの購入後、自分でリノベーションする予定でも、費用面や躯体の構造、法制面の問題で希望通りの工事ができないこともあります。完成したリノベーション済みのお部屋を購入するのであれば、その心配はいりません。失敗する可能性を大きく抑えられます。

住みやすいリノベマンションに共通する4つの特徴

最後に、住みやすいリノベマンションに共通する4つの特徴をご紹介します。

この4つです。

家事動線が良い

まずは家事動線の良さの確認です。

古いマンションだとキッチンの配置やキッチンからお風呂など水回りへの動線が優先されていない間取りのものも多いですが、リノベーションでその辺りが解消されているかを確認することをおすすめします。

また、洗面所から洗濯物を干すまでの動線や、寝室から着替えを収納するスペースまでの動線など、普段の身支度のための動線も重要です。

住宅は購入直後はきれいですが、生活をしていくと散らかっていってしまうものです。少ない労力でキレイに過ごしていくためにもこうした動線を重視すると良いでしょう。

収納量が適切

次に収納量を確認しましょう。

古いマンションだと居住スペース内にタンスなどの収納道具を置くことが多かったため、備えつけの収納スペースが少ないことも少なくありませんでした。

一方、最近のマンションでは多少居住スペースを小さくしてでも、備えつけの収納を充実させているのがほとんどです。

リノベーションを実施することで、こうした備えつけの収納が適切な量、設置されているか?またはワードローブなどの収納を設置できるスペースがあるかの確認をおすすめします。

なお、収納は多ければ良いというものではありません。収納の量を増やせばそれだけ居住スペースは小さくなってしまいます。自分や家族にとっての適切な収納量がどのくらいかを把握しておくことが大切です。

可変性の高い間取り

20代や30代でリノベマンションを購入する場合、お子様の成長に応じて適した間取りは変わっていくのが一般的です。

たとえば、新婚夫婦がリノベマンションを購入する場合、将来的に何人の子どもを持つことになるかは定かではありません。また、すでにお子様がいる家庭であっても、小さなうちは子供部屋も不要ですが小学校高学年にもなると自分の部屋を与えてあげたいと思う方は多いでしょう。さらに、お子様が高校を卒業して家を出ていくことになると、再度子ども部屋は不要なスペースとなります。

このように、リノベマンションを購入する場合であっても、購入時の間取りは永久的なものではなく、将来変更する可能性も考慮すると良いでしょう。可変性の高い間取りがおすすめです。

デザインも秀逸

また、動線や収納、間取りの可変性などマンションの機能性も重要ですが、インテリアやデザインなども見逃せません。

自宅は人生において家族が長く住む場所ですし、場合によってはお客様を呼ぶこともあるからです。

まとめ:自分に合ったリノベマンションを!

リノベマンションについて概要やメリットの他、住みやすいマンションに共通する4つの特徴など以下の項目をこの記事ではお伝えしました。

プロの手でコーディネイトされている分、中古マンションを購入して自分でリノベーションするのと比べると安心して購入出来ますが、当然ながら全ての人が同様に満足できる間取りや導線、設備はありません。

リノベマンションを検討される際は、本記事でご紹介した、住みやすい物件に共通する4つの特徴を参考にすることをおすすめします。

監修者:鈴木 良紀

経歴:東京理科大学卒業。大手ゼネコン、ディベロッパー、不動産ファンドを経て、(株)ウィルゲイツインベストメントの創業メンバー。不動産、法律に広範な知識を有し様々なアセットのソリューションにアプローチ。保有資格:宅地建物取引士、ビル経営管理士、一級土木施工管理士、測量士補。執筆活動:投資僧

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