家の買い替え、住み替えは失敗するとのちの人生にも大きな影響を及ぼします。慎重になりたいですね。買い替えの失敗例と失敗しないためにどうすればいいのか、不動産のプロに聞いてみました。

読者からの質問

家の買い替えに失敗するのはどのようなケースがありますか?

不動産のプロからのアドバイス

よくある家の買い替え失敗事例は4つです。順番にご説明していきますね。

失敗例1.住んでいる家の売却が間に合わずに買い替え物件を契約解除

家を売る

家の買い替え時……買い替え物件を先に購入した場合によくある失敗の1つ。手付金を解約金として契約解除する場合、契約書で期限が定められることもあります。

この期限については交渉することにより延長することも不可能ではありません。買い替え物件の売主側としても、他の買い手を一から探すよりも持ち家を売ることさえできれば買うという人を確保しておきたい場合もあります。

当事者同士の合意さえあれば、解除期限を過ぎてからでも延長することも可能です。このように、お互いのニーズの一致が前提となりますが、どうしても自宅売却の流れが購入タイミングに間に合わなそうな時には延長交渉を行ってみる価値はあります。

失敗例2.買い替え前に焦って安く売却してしまった

不動産やマンション査定、買取

これも買い替え住宅を先に、新たな家を購入した場合によくある失敗。購入する新居の契約解除期限までにどうにか売却するために、元の家を大幅な値下げで売ってしまうことがあります。ご近所トラブル等の事情で家を売る場合、近所に知られないように不動産買取を選ぶ方もいますが、この場合も通常の不動産売買の相場よりも3割ほど安くなります。

なんとか期限までに家の売却が完了したとしても、それは当初の計画よりも低い売却価額でしょう。手持ち資金で賄うことが可能ならばまだ良いです。困るのは、住み替えによって家を安く売った分だけ金融期間からのローンの融資額が増加してしまうことです。

その場合には毎月のローン返済額や返済する利息の増加、返済期間や返済回数の伸長もありえます。40代や50代の年齢で長期ローンを抱えると、子供に返済を強いることになるかもしれません。こうなると不動産ではなく、主にお金……費用の問題となります。

最も効率的な方法は借り替えローンを活用すること。ローンには諸条件や諸費用などがかかりますが、その時の金利や優遇などの内容次第では返済額を減らすことも可能です。

住宅の売却時のマイナスを長い目で見て取り返していくという意識を持っておくと良いでしょう。また、家を安く売った場合と手付金解約のマイナス金額を天秤にかけるのも1つの手。手付を解約流しにした方がダメージを抑えられる場合もあります。

失敗例3.売却に時間がかかっているうちに希望物件がなくなってしまった

不動産の売り先行の場合によくある失敗の1つです。今の家を高値で売却しようと粘っているうちに、狙っている物件が売れてしまったというケース。

売却初期にすんなりと買主が現れてしまうことで、もっと高値で売れる客が来ると安易に思い込んで断ってしまい、あとは買付申込も入らずに月日だけが経過してしまったというケースも。

家の買い替えはタイミングが大切です。不動産の売り先行には、たしかにメリットもありますが、「少しでも損したくない」という気持ちに振り回され過ぎないようにしてください。

「買い替えたい」と狙っていた住宅が売れてしまったとしても、キャンセルや契約解除により再度売りに出されることもありますし、他のいい住宅物件が出てくることもあります。諦めずにチェックしておくことも有効です。

また、二の轍を踏むことはお勧めできませんので、この次に狙った住宅物件をまた逃がしてしまう前に、スピーディーに家を売却できるような販売方法や価格設定の見直しは必須と言えます。媒介業者の担当者はプロですので、見直しについてプロの意見に耳を傾けてみるのも良いでしょう。

引越し、転勤が多い3~4月や9月はファミリー向けの中古マンションや一戸建てを売りやすい時期。新築と比較する方も多く、値崩れしにくい反面、やっと見つけたいい住まいもすぐに売れてしまう可能性は高いです。

失敗例4.家を売る引き渡し期限までに新居を買えず仮住まいが必要になった

賃貸に出す

家の住宅ローンが残っている場合は、何としてでも売却してローンを完済したいところ。しかし、次の家探しが後回しになり賃貸マンションに仮住まいになってしまうこともあります。

その場合、家賃もかかりますし住み替えのための引っ越し費用は2倍。思わぬ出費になることもあります。ただ、ローンが完済していれば、買い換えのための次の融資は受けやすいでしょう。ダブルローンと比較すればそんな大きな失敗ではありませんが、早く次の家を見つけたいですよね。不動産屋に相談し売りに出される物件情報をこまめにチェックしておくようにしましょう。

このように家の買い替えでは、思わぬ失敗をしてしまうことも少なくありません。個人ブログを漁れば、実際に家の買い替えで失敗した人の体験談も数多く出てきます。失敗しないように、なるべくここで紹介した注意点を守るようにしてください。


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マンションを売却する前に必ず読みたい20ヶ条