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自宅売却経験者が教える忙しくてもできるコツ
不動産屋にまかせっきりではもったいない!
自宅マンションを売却したいとき、少しでも高く売りたいのは当然ですよね。
しかし、不動産売買なんて経験がない人がほとんどです。不安・疑問がたくさんあると思います。
- マンションを高く売るためにはどんな方法があるのか?
- どんな会社に売却活動をお願いしたらいいのか?
- あらかじめ知っておくべき注意点は?
日本でも新築より中古取引が活発になってきました。
あなたのマンションも高値で売れる可能性があるので、大手の仲介会社に任せるだけではもったいないのです。
今回の記事では、マンション業界に勤務していた経験があり、自宅マンション売却経験もある私が、自分の経験を交えながら少しでも自宅を高く売る賢いマンションの売り方について書いていきたいと思います。
マンション売却の流れとは?高く売るための大前提
マンションを少しでも高く売りたいとお考えの方は、最低限の売却の流れを知っておく必要があります。
大まかにとらえると、以下のとおりです。
- マンションの見積もり(査定)をもらう
- 仲介してもらう不動産会社を選ぶ
- 売り出し価格を決定する
- 内見に対応する
- 売買契約
- 物件の引き渡し
売却活動はこのような流れで進んでいくのですが、高く売るために最も大事なのは何だと思われますか?
実は「不動産会社の選定」です。
あなたのマンションを少しでも高く売りたいのなら、信頼して任せられる会社と担当者に出会えるかどうかが一番重要です。
それでは、どのような方法で会社選びをすすめたらよいのでしょうか?
【マンションの売り方】不動産会社選定が最も重要!選び方は?
マンションの売り方を見ていく中で最も重要なのは「どの不動産会社にお願いするか」ということです。
ここを間違えてしまうと、あなたがどんなに頑張っても高い価格での成約にならないかもしれません。逆にいうと、信頼できる会社と担当者に巡り合えれば、高値で、そしてスムーズに売却が進んでいきます。
それではどのように信頼できる不動産会社を選べばよいのでしょうか?実際の選び方を見ていきます。
マンション売却価格の一括査定サービスとは?
まずはあなたのマンションの売却価格相場を簡単に知るためにも、「一括査定サイト」を使うのがおすすめです。
様々な一括査定サイトがありますが、有名なところは大手不動産会社6社から見積もり査定してもらえる「すまいバリュー」「HOME’S」は有名です。
あなたの不動産情報を入力すると、大手優良企業があなたのマンション売却価格を提案してくれます。複数の会社の査定価格を比較することができますし、向こうから連絡が来ることはありません。
自分で内容を確認してから、どの不動産会社に連絡するか決めることができます。
すまいvalueの提携不動産会社
HOME’Sの査定依頼画面
自宅を高く売りたい方が、まずは一括査定で売り出し価格の目安をつけましょう。
もちろん利用料金は無料です。今の時代、引っ越し・保険・旅行など、いろいろなものが無料比較できるようになりましたね。マンションも、同じなのです。
不動産会社を選ぶ場合は店舗訪問がおすすめ
先ほどの一括無料比較サービスで、マンション価格の目安がわかったら、実際に詳細内容を聞いてみることをおすすめします。
電話ではなく、実際に店を訪問するのが一番おすすめです。
「一番高い査定金額の会社に依頼すればいいのでは?」と思われるかもしれませんが、それは間違いです。不動産会社は自分の会社で媒介契約を取りたいので、少し攻め気の価格で査定結果を出してきます。
もちろん、大手の仲介会社は過去のデータに基づいて価格を算出しています。
それでも、各会社の業績や担当者のさじ加減などの勝手な要因で、マーケット価格よりも高い価格で査定結果を出してくることがあるのです。
高値で売り出しても、お客さんが「相場より高い」と判断すれば、あなたのマンションは売れません。一度売れ残った状態が続くと、お客さんは「なんで長い間売れていないんだ?何か問題があるのかも」と思うものです。
こういった失敗を避けるためにも、高値で査定してくれた会社にそのままお願いするのは避けてください。
賢い売り方としては、一括査定金額の根拠や、最近のマーケット情報などを直接店舗に行って聞くのがおすすめです。ここでの第一印象は、実はとても大事です。
営業マンの熱心さや、店舗の雰囲気の良さを、あなたが感じられるかどうか、比較します。金額を見ただけではわからない、そして電話で話すだけだとわからない「感覚値」が、実はいちばん重要なのです。
信頼できる不動産会社の見極め方は?
あなたのマンションを高く売ってくれる不動産会社を見極める方法をもう少し掘り下げます。
実際に店舗に行ったときに、以下のポイントをチェックしてみましょう。
- 店舗の雰囲気は清潔で活気があるか?
- 担当者は好感が持てるか?
- あなたのマンション査定額の根拠をわかりやすく説明してくれるか?(マーケット動向と周辺事例)
少し話が逸れますが、不動産仲介会社は、売り主と買主の両方から仲介手数料をもらう「両手仲介」を狙っています。
両手仲介とは、あなたのマンションを売却に出したあと、自分で買いたい人を見つけてくるのです。するとあなたからも、買主からも手数料をもらえて一番儲かります。
つまり買主の方も、その店舗や担当者と接触する可能性があります。
あなたと不動産会社は仲間になって、新しいお客さんをおもてなしする立場になるわけです。
店舗や担当者の雰囲気が重要な理由がおわかりいただけましたでしょうか?
マンション査定額への説明の仕方がデータに基づいているのか、周辺の事例と比較してプラス面・マイナス面などを説明してくれるか、理解できるまでしっかりと質問してみましょう。
質問に答えられれば周辺エリアのことがよくわかっている担当者ですから、高値売却の力になってくれるかもしれません。
逆に、周辺事例は金額を紹介するだけで「この物件がこの価格で売れたのだから、あなたのマンションならこの価格です!」といった価格だけの説明をしてくるようであれば要注意です。そのエリアに詳しくない可能性があります。
「ここのエリアは〇〇小学校の学区内で、子育てをお考えの方には人気がある街です。先月も近くのこのファミリータイプのマンションがこの価格で売れました。最寄りの〇〇駅は2本の路線が乗り入れ通勤通学にも便利なので、あなたのマンションならこの価格です」
とできるだけその値段の根拠を説明してくれるなら信頼できるでしょう。
このように、一括査定サービスと店舗訪問を合わせることで、あなたが信頼できる不動産会社を見つけやすくなります。
マンションの印象をよくする内覧対策
マンション売却活動が始まってからも、少しでも高い金額で売る「賢い売り方」があります。それは内覧会対策です。
内覧とは。あなたの物件い興味を持った人が、実際に部屋の中を見に来ることです。
このときに少しでも部屋の印象を良くすることができれば、高値で売れる確率を上げることができます。
室内内覧時にできる3つの工夫とは?
購入検討者の内覧時に、少しでも広くきれいに見せる方法はないのでしょうか?
1.室内の物を減らす
まずは余計なものを置かないことです。
大きくて空間の邪魔をしているような家具は、思い切って実家やトランクルームにに置いてしまうのもひとつの手です。「想像していたよりも広い」と思ってもらえれば、売却に一歩近づけます。
2.水回りの掃除
そして水回りをピカピカに磨いておくのも重要です。
シンク・洗面台・鏡・風呂場などは生活感が出てしまうのですが、自分のできる範囲でピカピカに磨いておくと印象が変わります。100円ショップで売っている、水垢を落とすスポンジなどを使うだけで十分です。
3.ルームフレグランス
最後に、ルームフレグランスを置いてみるのも一つの方法です。
これも生活感を消して、内覧時の印象を良くしてくれます。新築マンションのモデルルームには例外なく置いてありますから、真似してみるとよいかもしれません。
内覧時の雑談も重要?営業マンと一緒にさりげないアピールを
内覧してくれた方に、少しでも物件をアピールするためには、営業マンと仲間になって雑談することも大事です。
あなたが普段使っているスーパーのことや、子育て事情や、穴場スポットなど、住んでいるからこそ知っている地域の魅力をさりげなく教えてあげましょう。
これは内覧時だけでなく、営業マンにも情報を共有しておくといいです。マンション周辺のおすすめスポットを紙にまとめて、営業マンにあらかじめ渡しておくのがおすすめです。
営業担当者も周辺環境を知り尽くしているわけではありません。
スーパーまで徒歩5分といった表面的な情報だけでなく、「あの店の刺身は○○市場直送なのに安くて・・・」といった実際に住んでいたあなたの生の声が重要なのです。
マンションを高く売るために不動産会社選びが最も重要
次に重要なのが内覧対策です
今回の記事では、あなたのマンションの賢い売り方について情報をまとめました。
- 不動産一括査定サービスを参考にする。
- 実際に不動産会社へ足を運んで不動産会社を選ぶ
- 内覧時は家具を減らして水回り掃除をすること
- 内覧時には周辺のおすすめスポットなどの情報を営業マンと共有し、さりげなくアピールすること
マンションを少しでも高い金額で売却したいのであれば、こういった工夫をするべきです。
売り出し価格の決め方や値下げ交渉への考え方など、売却活動中の細かいことは信頼できる営業マンに都度相談することです。
大手だから安心か?地元で長く続いている会社だから安心か?
名前や実績だけでなく、あなたのマンションへの熱意・実際に訪問した時の印象を大切にして、失敗のない不動産売却をしましょう。