目次
マンションを売ろうかなと思ったら
売る方法、タイミングについて分かりやすく解説
マンションを売却しようか迷ったら、情報収集からはじめると思います。知らないと損をすることもありますので、不動産の情報収集をしている方が初めての方でも負担なく学べるように心がけていきたいと思います。
マンションは時間とともに劣化していきます。売るための準備を始め、少しでも高く売る方法やタイミングなどを学んでいきましょう。
マンションを売るとしたら相場はどれくらい?
マンションを売るとしたら、相場はどれくらいなのか?
相場のチェックは重要ですが、最近ではインターネットで簡単に相場を調べることができます。マンションの一括査定はとても便利なサービスで、何社かに一括して見積の依頼ができ、査定を受けることができます。
不動産会社からみた査定は売るための視点での客観的な査定ですので、一度試しておくのがいいでしょう。査定は変動しますが、しっかりと市場を反映しています。
マンションを売却するベストなタイミングって?
マンションを売却するベストなタイミングについては下記があげられますが、事例によっては、これらの組み合わせでタイミングをみていく事になると思います。
- ライフスタイルの変化でマンションを売却する理由がある時
- 市場が上向いている時
- 中古を買うメリットがある時(中古の需要が増えてくる時)
- 築年数によるタイミング
- ローン残高によるタイミング
- 不動産会社の営業や広告などよるタイミング
ライフスタイルの変化でマンションを売却する場合
1.シングルの場合
マンションを売るといっても、出産、結婚、退職、介護などのライフイベントやシングル、既婚、子供なあり、なしなどのライフスタイルなどでは、悩みや優先事項などが異なってきます。
「マンションを売却する理由がある時」+「築年数によるタイミング」+「ローン残高によるタイミング」
シングルでは、マンションに居住している場合と、賃貸をしている場合があると思います。結婚、転勤などのタイミングでマンションを売却したり、賃貸に出すなどの選択をする事になると思いますが、売却をする場合にはローン残高によるタイミングと築年数によるタイミングをみて判断する事が多いでしょう。
築年数によっては部屋内の給湯器、換気扇、浴室乾燥機などの室内の設備が経年劣化で故障する前に売却を検討したり、部屋内のリフォームをしなくても売却できるうちに売却をするということも視野にいれます。
2.既婚・子供なしの場合
「マンションを売却する理由がある場合」+「ローン残高によるタイミング」
既婚・子供なしでは、通勤が不便であったり、家族が増えたり、実家に引っ越すなどのライフイベントなどで売却を検討することが多いのではないでしょうか。買い替えの場合にはローン残高なども考慮します。売却の検討しているのならば、市場が上向きのタイミングをみて売却をする事も視野に入れる事ができます。
3.既婚・子供ありの場合
「マンションを売却する理由がある場合」+「ローン残高によるタイミング」
既婚・子供ありでは、子供の学校、学区、家族が増える、子供の教育費などのライフイベントなどで売却を検討することが多いのではないでしょうか。
家族が増えるので広さを優先させたい、教育費がかかるので毎月の支払いをおさえられるマンションに買い換えたい、子供の学区や認可保育園の待機児童が少ない保育施設があるなどを優先させたい
(2019年10月から認可保育施設が無償化されました)
ライフスタイル別、ご家庭の事情などでは、売却の時期を伸ばした方がいい場合や、ローンの支払いの負担を減らせる方法など、不動産会社への相談はリスクなしでできますので、査定を依頼するときに、各ご家庭の事情なども相談しておくのがいいでしょう。
市場が上向いている時・築年数でのタイミング
国土交通省の「首都圏マンション平均価格」をみると、マンションの平均価格は上向いているといえるでしょう。今後はどのように変化していくのか予測は難しいのですが、平均価格が上がっているということはおさえておいたほうがいいでしょう。
市場が上向いている時は、売るタイミングとしては最適です。入学、引越シーズンなどの季節感での需要の変動もありますが、タイミングを逃さないようにする事が大切です。
首都圏マンション平均価格・販売初月契約率
出典:国土交通省「首都圏マンション平均価格」
ローン残高によるタイミング
売却してもローン残高が残る場合には、任意売却や売却のタイミングをずらすなどの検討が必要です。住宅ローンの借り換えや、高値で売却をしてもらうなどプロに相談をすることをおすすめします。
不動産会社の営業や広告によるタイミング
基本的には複数の不動産会社に売却の依頼をする事ができますが、不動産の売却では営業戦略により方法が変わってくると思われます。
新聞やチラシで募集をしたり、ポータルサイトや広告などの方法もありますが、広告などにも力を入れて営業活動をしてくれる不動産会社には依頼しておいた方が有利でしょう。
マンションの築年数によるタイミング
住宅はは築年数とともに劣化していきます。マンション全体としての共用部分は管理組合が管理をしていきますが、居室内の設備などの劣化、故障などには対応をしなければなりません。
(部屋内の配管など、共用部分に関係している箇所についてはマンションによっては管理組合で補修をする場合もあります)
新築かから10年以内のマンション
アフターサービス期間内に補修したり、部屋内の設備についても保証期間内に補修したり、基本的には設備の故障も少ないので、室内をキレイな状態にしておく事でさらに有利に売却がしやすいと思います。
新築から20年以内のマンション
住宅取得税控除が利用できるので、20年以内に売却するのは一般的には売れやすいと言えます。室内の換気扇、浴室乾燥機、給湯器などの故障がしやすくなりますので、故障する前に売却をするというのも一つの考え方です。(クロスを張替えて部屋をキレイにする費用にするなどの検討も)
新築から30年越えのマンション
旧耐震のマンションになると、住宅ローンが借りにくくなります。リフォームをするなどが必要になりそうです。
マンションの良さを伝えましょう!
売りたいマンションの条件によっては、留意すべき点が異なります。不動産会社は売るため動いてくれますが、住んでみてはじめてわかるマンションのメリットやデメリットなどもあると思います。現状を把握して客観的に判断するには不動産会社の査定は必要です。
- 「スーパー、病院、公共施設などが近くにあり環境が良好」
- 「マンション内のコミュニティーが上手くいっていて管理組合が機能している」
- 「管理の質が高く、管理組合の収支も適正」
- 「将来的に都市計画などで容積率などが緩和されそう」
など、マンションの良さを理解しているのは住んでいる方自身です。
同じマンションでも売却価格が違ってきます。本来のマンションの魅力がわかっているのは、実際に住んでいる方ですので、不動産会社にはマンションの良さを自分から伝えていくなど、コミュニケーションをとりながら、取り組んでいきましょう。