中古マンションの相場を知りたい方へ、一般の方でも相場を調べられるサイトをご紹介いたしました。
簡単な利用方法や活用するコツも併せてご紹介しております。
中古マンションの相場を調べる際にぜひ参考にしてください。

中古マンションの相場を調べる簡単な6つの方法

相場調べはネットで情報収集から

パソコン

中古マンションの売買の際、やはり気になるのは相場です。
インターネットの恩恵により、一般の方でも国土交通省などや民間サイトから優良かつ豊富な不動産情報を簡単に入手することが可能です。

その反面、情報が多すぎてどれを参考にすれば良いのか迷ってしまうこともあります。
入手した情報がどのような性質なのかということも一般の方には分かりにくいでしょう。
この記事では相場を調べる上で必要になる優良な不動産情報の入手できるサイトと活用方法をお教え致します。

中古マンションの相場を調べる

(1)レインズ

不動産売買情報として最も有効なものはレインズです。レインズとは国土交通大臣指定流通機構のシステムの名称です。

全国の不動産業者が取引不動産の情報を登録します。監督庁である国交省関連ですので宅建業法の厳格な規定の元で情報を登録します。虚偽は当然ですがミスや錯誤による誤りや、俗に言う「おとり広告」などを登録すれば罰則もあり得ます。

なお、売主が不動産業者と結ぶ媒介契約のうち、専任媒介と専属専任媒介では所定の期日までにレインズへ物件情報を登録することが宅建業法で定められています。
違反すれば罰則もあります。

ちなみに一般媒介契約ではレインズへの登録は任意です。
しかし、レインズは不動産業者専用ですので一般の方は利用できません。その代わり、成約事例を基にしたデータは公開されており、一般の方でも利用可能となっています。

中古マンションは流動性が高く成約件数も多いので、成約事例は相場調べの参考になります。
それが「レインズマーケットインフォメーション」です。

(2)レインズマーケットインフォメーション

レインズに登録された取引事例を基に公開されている情報です。情報の信頼度はとても高いと言えます。

ただし、価格は100万円単位(10万円単位を四捨五入)、平米単価は1万円単位(端数を四捨五入)、実際の面積に20平米の幅を持たせて表示するなどの情報修正がなされています。中古マンションなど不動産情報には住所などの個人情報が含まれていることや、売買価格や時期などはプライバシーにも該当するため、不動産の特定ができないような工夫が施されています。

このため、ある程度正確な相場を把握したいという場合には、幅の部分についてご自身で補正する必要があります。

また、物件情報の詳細は公開されていないため、瑕疵物件(かしぶっけん:キズの意)などのように相場よりもかけ離れた金額で取引された物件と一般的な物件との区別はつきません。

とはいえ、一般の方が簡単に中古マンションの取引事例を入手できることを考えれば、レインズマーケットインフォメーションの情報でも十分に相場を調べられるでしょう。

レインズマーケットインフォメーションのHPはコチラ

(3)土地情報総合サービス

国土交通省

国土交通省では「土地情報総合サービス」というサイトで取引事例や地価公示価格を公開しています。
前述のレインズマーケットインフォメーションと同じく一般にはあまり周知されておらず知名度は低いようです。

レインズマーケットインフォメーションと同じく取引事例を基にしている点や、不動産情報から特定を防ぐために数値に幅を持たせている点は同じです。

異なる点では、取引価格のアンケート調査の結果も反映させている点や、地価公示価格も調べることができる点、そして過去のデータを調べることができる点です。

四半期ごとではありますが過去5年間のデータを閲覧することができます。一般の方が相場を調べる目的であれば直近5年の取引価格が分かれば十分だと思います。

余談ですが、国交省の別サイトでは5年以前のデータも公開されています。
昭和やバブル期はどれくらいの相場だったのか調べてみるのも面白いかもしれません。
民間の不動産ポータルサイトのような一般消費者に便利な機能はありませんが、中古マンションの相場調べとしては十分な内容となっています。

土地総合情報サービスのHPはコチラ

(4)不動産会社サイト

大手不動産会社のサイトでは、売却相場を検索できるサービスを提供していることがあります。物件の種類ごとに地域・沿線を選ぶことで該当している物件の数や価格帯を表示してくれます。

操作しやすいことと物件数が多すぎないためにシンプルで分かりやすく、どんな中古マンションがどれくらいの価格帯で売り出されているか簡単に調べることができます。

ただ、自社サイトのために自社で預かっている物件のみを掲載している場合も多いです。これでは相場とは言えません。

しかし、実際に売却依頼を受けているのですから、取引のプロである不動産会社が詳細な査定を行っており、実際の相場と大きくかけ離れているということはありません。シンプルな操作でおおまかな相場を知るという目的であれば、不動産会社サイトで調べるのが簡単な方法と言えるでしょう。

また、ここ最近では各社ともに自社サイトのコンテンツに注力しています。
不動産ポータルサイトに依存していた集客・宣伝方法から自社サイト集客へシフトする傾向もあります。

(5)不動産ポータルサイト


物件の情報量ではダントツと言って過言ではありません。掲載している不動産会社もかなり多く、現時点では不動産広告の主流といえます。

物件探しをするユーザー目線できめ細かく検索条件の設定が可能ですので、地域や間取りだけではなく設備なども指定して相場調べをすることもできます。
中古マンションは物件数が多いために参考にできる情報量は豊富です。

また、サイトごとに運営会社独自の集計や不動産関連の情報コラムなどのサービスを提供しているのも相場調べの参考にできるので良いでしょう。

デメリットは現在売り出している物件が中心のため、実際に成約する価格との差があることです。値引き交渉前の価格や、売主の強い要望による高値設定という場合も。

このため、実際の取引相場に比べるとある程度高めの水準の相場になります。不動産ポータルサイトの価格で売れると思いこんでしまうと当てが外れてしまうこともあります。

また中古マンションのように物件数が多すぎること自体がデメリットになる場合があります。
不動産情報の扱いに慣れていない一般の方では情報量が多すぎても戸惑ってしまうからです。

(6)一括査定サイト


複数の不動産会社へ一括で査定を依頼できるサイトがあります。
サイトの専用フォームに中古マンションの簡単な情報を入力して送信するだけで、複数の不動産会社へ転送されます。しばらくすれば各不動産会社から簡易査定結果が送られてきます。

簡易査定ではありますが、複数のプロ(不動産会社)の査定ですので相場調べの参考になります。
簡単な相場調べという観点では、最も労力が少ない方法と言えます。

注意点は簡易査定という点と高値がつきやすいという点です。中古マンションの本査定では担当者が実際に訪問の上で行います。

日当たりや住環境や使用状況や管理状態などは実物を見なければなかなか査定ができないためです。
簡易査定額よりも本査定で大きく減額する場合もあるので、簡易査定額が相場なりとは限りません。

高値が付きやすいという点についてもう一つ。
不動産会社は売却を任せてもらえなければタダ働きになってしまうため、売却委任を受けられるように高めの査定金額がつくこともあります。
少しでも高値で売りたいのが売主の心情ですので、その点を斟酌しているとも言えます。

大手が運営していて、きちんとした不動産会社が登録しているおすすめの査定サイトは二つあります。

1つはNTTグループが運営し、大手や中小不動産会社バランスよく約900社が登録している業界で最も歴史があるHOME4U。

2つめはLIFULL HOME’Sが運営しているHOME’Sです。こちらは約1500社の不動産会社が登録しておりどんな会社なのか説明も具体的です。

簡単に中古マンション相場を調べる方法

できれば2つのサイトを併用して

中古マンションの相場を簡単に調べるだけなら、どれか1つのサイトを利用すれば大丈夫でしょう。どのサイトでもベースとなっている数値は取引事例か売り出し価格です。

実際の相場から2倍も3倍もかけ離れるようなことはまずないからです。1つだけでは心許ない場合は2つのサイトを併用すると良いでしょう。
レインズマーケットインフォメーションか土地情報総合サービスのどちらかで『成約価格の相場』を。
不動産ポータルサイトで『売り出し価格の相場』を。
それぞれの中古マンション相場を調べて比較検討することをお勧めします。

マンション売却を考えているものの、何から始めて良いのか分からない方へ
マンション売却の査定をする前に

マンションの売却は一生に一回あるかないかの事です。非常に大きな金額になりますので「なるべく高く早く売りたい」という方は多いと思います。

そのために一番大切な事は「査定」で売却を依頼する不動産会社を見極める事です。ここからはその査定をする前に必ず読んでおいて頂きたいマンション売却20ヶ条をお話します。

マンションを売却する前に必ず読みたい20ヶ条
鈴木 志安
宅建取引士。不動産会社取締役。業歴20年余。他社の業務支援や助言、一般人の賃貸・売買・相続等の不動産相談を引き受ける。法務や税務の知識に加え、人の気持ちも踏まえたアドバイスには定評がある。ライターとしては主に不動産関連のコラム等を執筆。