不動産買取業者に売る場合の相場とメリット・デメリット

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仲介業者で3カ月売れなかったら、不動産買取を検討すべきです。不動産買取は、個人に売却するのではなく業者に買い取ってもらうもの。相場は安くなりますが、確実に物件を買い取ってもらえるメリットもあります。この記事では不動産買取業者を利用するメリット・デメリット、買取の相場を紹介します。

不動産買取り業者とはリノベーション会社のこと

マンション

不動産買取の相場

中古自動車であれば「買取」「売却」はほぼ同じような意味ですが、住宅・マンションの場合は「買取」と「売却」は全く異なる意味で使われます。売却とは不動産会社が買う人を仲介します。不動産を買う人が代金を支払い、家を売る人は仲介手数料を不動産会社に支払います。

買取とは不動産会社が買うのです。売却と比較すると売れる値段は30~40%ほど安いことが多いです。なぜ二つの方法があるのでしょうか?それぞれのメリット、デメリットを説明します。

不動産買取されたマンションはリノベーションして販売

「リノベーション」という言葉が一般的になりましたね。今は古い家をおしゃれに改築して住むのも流行っております。そうしたリノベーションをする不動産会社は、古くて手ごろな物件を探しています。それが「買取」です。リノベーション会社が不動産を買うのは、自分たちの商品となるリノベーション物件の元の仕入れです。

リノベーション物件は新築と比べてずっと安く、内装はキレイで近年人気の不動産。たとえば築40年で畳、お風呂はバランス釜という古い物件を1,000万円前後でリノベーション業者が買い、キレイにリフォームをして2,000万円前後で販売したりするのです。

不動産買取のほうがおすすめなケース

自分が住む家を探すのではなく、プロの不動産業者が転売のための仕入れなので、できるだけ安く買う事を考えます。なので買い取り業者が買う場合は不動産仲介業者が提示した相場金額より安いのが普通です。普通ならば一般の住まいを探している人を仲介してもらう売却を選ぶ方がほとんどです。「安くなるなら買取より売却のほうがいいんじゃない?」とおもうかもしれませんが、大勢いるのです。例えば以下のような例です。

  • 売却している事実をご近所に知られたくないというケース
  • 相続などで住む予定がなく、はやく家を手放したいケース
  • 経営する法人が倒産するなりして不動産を売ってすぐお金が欲しいケース
  • 自殺や殺人事件があったため次の買い手が見つかりにくいケース
  • 女性がストーカーに追われて売却事実は一切悟られず、しかも数日で売り引越したいケース
  • 余生が残り少ない90代の高齢者の住み替えでスピード重視だったケース
  • 築20年以上経過しており現在の流行の間取りではないケース

不動産買取:3つのメリット

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住む家を探している普通の買手と違い不動産買取り業者はプロの不動産業者なので以下のようなメリットがあります。

不動産買取のメリット①:購入の決断が早い

買取り業者は常日頃から市場の売り買い相場を熟知しているため、早ければその場で、遅くとも2日、3日あれば購入の是非と価格提示が可能です。はやければ半日で購入価格が分かる場合も。自分の住む家を探している一般の方は、なかなかそうスピーディーに決断を出しません。

一方、売却は買手が見つかったと思ったら気が変わったとか、ローンの審査がおりなかったなど時間がかかります。これに対し、買取り業者は事業融資か現金買いするため確実に買ってくれるのです。

不動産買取のメリット②:住宅ローンが組めない物件も買ってくれる可能性も

普通の方が家を購入する場合は住宅ローンを組みます。しかし、そういう住宅ローンがくめない物件があります。再建築不可や古い物件の場合は住宅ローンが否決されます。しかし、リノベーションすれば賃貸物件として貸し出せそうとか付加価値があるのであれば、購入する業者が現れるケースも。

不動産買取のメリット③:首都圏なら事故物件も日当たりが悪い物件も買ってくれる

買取り業者は自分で住むのでなく、リフォーム後に再販するため、例え物件が殺人や自殺などの事故物件、ゴミ屋敷と化した難アリ物件でも価格次第で買います。無論、再販時には事故物件である事実は重要事項説明書告知事項で次の買主に告知しなければなりませんので、その売れ残りリスク分は更に安く購入することになります。また日当たりが悪くても、騒音がひどくても首都圏なら価格次第で買ってくれます。

おすすめの不動産買取業者

買取博士

買取を考えるのなら、買取専門の業者がにおすすめです。買取博士なら査定や手数料は無料ですし、買取してもらった後の物件への責任はなし。なるべく早く物件を現金化したい方にもおすすめです。

不動産買取:2つのデメリット

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不動産買取のデメリット①:仲介の相場価格よりも安い

繰り返しですが安くなります。また、不動産仲介会社を使っても値段を近隣より2割程度下げれば早く売れるかもしれません。それなら買取業者に買い取ってもらうよりもちょっとは高く売れます。

不動産買取のデメリット②:再販が困難な物件は買い取ってもらえない

家はリフォームできても、街のリフォームはできません。首都圏、特に東京都23区内は例えどのような物件であっても価格次第で絶対に売れます。しかし地方都市、特に地方の郊外へ行くと、価格がゼロ、例え寄付であっても誰も欲しくない物件が存在します。

いま、日本の空き家問題は深刻です。地方都市にも買取り業者がいますが、例えば金沢市などの政令指定都市でも中心市街地から車で20分走ると農地が広がる状況です。首都圏と違いマイホームを持ってからの買い替え需要のほとんどない地域では、売れない物件を買取り業者は買ってくれません。先程の「何でも買う」のは首都圏、特に23区内での話です。

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買取と売却の両方を相談できる不動産会社

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また査定価格を調べる時に、LIFULL HOME’Sが運営しているHOME’Sという不動産一括査定サイトでは査定をお願いする会社の特徴もお客様が見えるようになっています。買取も行っている不動産会社はアイコンで「買取保証」「買取」と表示されますのでそういった会社を選べば、買取と売却の両方の相談をすることができます。

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不動産買取の相場・メリット・デメリット:まとめ

住宅

不動産買取り業者はメリットを生かして有効に活用するべき

この記事では以下の内容を紹介しました。

買い散り業者は安く買う事が最大のデメリットですが、イザというとき確実に買ってくれる頼りになる最後の砦です。逆の言い方をすれば彼らが買わない物件はエンドユーザーも購入しません。理由が価格設定の誤りだけなら調整すれば済む事ですが、買い替えのため早急に現金化する必要があるときや、事故物件を買って貰えるメリットを生かして上手く付き合っておくのがベストな売却戦略です。