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マンション内覧時にチェックしたい14個の項目

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マンション内覧時にチェックしたい14個の項目

目次

この記事では、これからマンションを購入しようとしている方にむけて、内覧時にチェックしておきたいポイントを紹介しています。

マンションがたくさんある中で、1つに絞るのはなかなか難しいもの。ぜひ内覧時のチャックポイントを確認しておいてください。

今回紹介するマンション内覧時のチェック項目は、新築でも中古でも共通です。

外観・共有部のチェック項目

住宅

マンションの内覧時に重要になるのは、実際に住む部屋だけではありません。

マンションは集合住宅ですので、他の部屋の人がどのように暮らしているか、建物がきちんと管理されているかも重要なポイントとなります。1つずつチェックしていきましょう。

エントランス

エントランスがきちんと清掃されているかは、最初のチェック項目です。

チラシを捨てるためのごみ箱があふれていないか、清掃やエレベーターのメンテナンスについての告知が掲示板にあるかを確認しましょう。

掲示板で定期的に清掃やメンテナンスが行われているかが分かります。掲示板に「不用品を廊下に放置しないで」のように、通常のマナー以上の内容のことが書いてある場合は注意。

マナーの悪い住民がいる可能性が高いです。

駐車場・駐輪場

みどりの中で微笑む女性

駐輪場はきちんと駐輪マナーが守られているかをチェックしましょう。

停まっている自転車や自動車を見ればどのような方がマンションに住んでいるかがある程度把握できます。

監修者から

マンションの住民の方が頻繁に利用する駐車場や駐輪場から、検討中のお部屋がどのように見えるかもチェックしてください。

駐輪する時に見えすぎる部屋ですと、マンションの住民の視線を意識しながら生活しなければなりません。

 

ごみ置き場

ごみ置き場は、マナーが乱れやすいポイントです。

粗大ごみが放置されていないか、ごみが散らかっていないかをチェックしましょう。

共用廊下

マンションの廊下部分に個人の荷物が放置されていないかを確認します。

また、廊下の電球が切れていないかもチェックしましょう。メンテナンスがきちんと行われているかのチェックポイントになります。

現地の第一印象も軽視しない

部屋の外だけでもたくさんのチェックすべき箇所があります。

しかし、何よりも重視したいのは第一印象です。初めて現地に着いたときに感じた印象は、その後もなかなか変わることはありません。

快適に住めるかどうかは重要ですが、雰囲気や聞こえてくる音、建物を外から見た様子、建物周辺の様子などから「住みたい」と思える物件かどうかを判断することも忘れずにチェックしておきたいポイントです。

監修者から

観念的で定性的な話になりますが、年間で100物件以上のマンションを内覧している経験から、住みやすいマンションの共通点として、挨拶があげられます。

内覧時、そのマンションに住んでいる住民とすれ違うときがあると思いますが、住みやすいマンションの住民の方は「こんにちは」と挨拶をしてくれることが多いです。

逆に無言、視線を合わさないなどの住民のコミュニケーションが無いと、マンションの秩序が乱れている可能性があります。

また、室内と異なり自分が決めてすぐに直せるポイントではありません。共用部にこそ注意を払ってマンションを選んでください。

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室内のチェック項目

家 綺麗な室内

ここからはマンションの部屋の中でチェックしておきたいポイントを紹介します。

部屋を入っての第一印象

部屋の実際の使い勝手ではなく、天井の高さや部屋の明るさ、壁紙の色、フローリング材などが自分の好みと合っているかをチェックしましょう。

壁紙やフローリングを変えるとなるとそれなりの費用がかかりますので、最初から好みと合うものであるに越したことはありません。

窓からの景色

窓から見える範囲で娯楽施設や墓地、葬儀場などが目に入らないかをチェックしましょう。

自身が気にならなくても、将来的にマンションを売却するときに価格に影響を与えることがあります。

監修者から

視覚の点はもちろんですが。音も気にしてマンションを選びましょう。音は景色と異なり、実際に現地へ行かないと分かりません。

音をチェックするチャンスは内覧の時しかありませんので、この点を理解しての内覧をおススメします。

バスタブ・浴室の広さ

日頃、浴槽につかって疲れを癒す方は、浴槽の広さや深さもチェックしておきましょう。実際に自身が入ってみて大きさを確認するのが一番です。

また、シャワーだけで済ませる方の場合は、立ったままシャワーができる位置にシャワーヘッドが固定できるかもチェックしておくとよいでしょう。

細かい点ですが、きちんと換気扇は機能しているか、すぐにお湯は出るか、水圧は問題ないかといったところまで確認するのがおすすめです。

シャワーから出る水の勢いが弱いと頭や体を洗うときにとてもストレスになります。

お湯を出すときは水よりも水圧が弱くなるので、それを考慮してシャワーの水圧をチェックしてください。

監修者から

自分で決めてお金さえ払えばすぐに変更できる室内にあって、水圧だけは変更するのが困難な項目です。

共用部の給水施設にも関わるので、気になる方が内覧時にチェックしましょう。

日当たり・風通し

マンション内で手を広げる女性

部屋の日当たりや風通しは洗濯物の問題だけでなく、室温にも大きく影響してきます。夏や冬のエアコン代に直結してくるので必ずチェックしましょう。

バルコニー・ベランダー

洗濯物を干すために建物の外に張り出したエリアのうち、屋根があるものをベランダ、屋根がなく手すりだけのものをバルコニーといいます。

ベランダやバルコニーのチェックポイントは広さです。家族の人数にも寄りますが、十分に洗濯物を干すスペースがあるか、室外機を置ける幅があるかを確認しましょう。

キッチン

綺麗な洗面所

自炊をする場合にきちんとチェックしておきたいのがキッチンです。

ガスコンロの口の数や電気調理器の置くスペースがあるかどうかだけでなく、まな板を置くスペースがしっかりと確保できるかも確認しておきましょう。

食材を切るまな板が置けないと、リビングのテーブルで切るなどといった手間が生まれます。

小さなまな板ではなくある程度の大きさのものが置けるかどうかはチェックするようにしましょう。

給湯器

お湯を出すために必要な給湯器は、いつごろ取り換えたかを確認しましょう。

入居後に壊れてしまった場合は当然入居者の負担となります。

取り換え費用は20~30万円ほどしますので、特に入居直後だと手痛い出費となってしまいます。

給湯器の寿命は15年ほどなのでそれを目安に次の取り換え時期をあらかじめ知っておくとよいでしょう。

コンセントの場所・数

コンセントの場所を基準に家電製品の配置は決まります。

テレビは電源だけでなくアンテナ線をつなぐための専用の差し込み口が必要になります。それがなければテレビが視聴できません。

たとえば、寝室でゆっくりテレビを観ようと思っていたのに、リビングにしかアンテナ線の差し込み口がなければ、ちょっと計画が変更になります。

なお、地上波やBSはアンテナ線がないと視聴できませんが、DVDやBlu-rayなど、電波が必要ないものの視聴はもちろん可能です。

監修者から

見落としがちですが、非常に重要なポイントとして「全室にエアコンが設置できるか」があります。

築年数が30年位のマンションですと、全室にエアコンをつける事を想定していない間取りがあります。この点は仲介会社にしっかり確認しましょう。

ポイントは室外機を置く場所があるかです。フルリノベーションしたマンションは壁の裏に配管を通して全室エアコン設置可能にしてあることがほとんど。でも、まれに間取りの都合上配管を通せない場合もあります。

管理組合が機能しているかもチェックしよう

家を案内する女性

マンションは定期的に修繕が必要になります。修繕のための積立金や管理費を管理しているのが管理組合です。

そのため、管理組合がきちんと機能しているかはとても重要な項目になります。

修繕のための積立金は、次回の修繕に向けてきちんと蓄えられているかなどを仲介会社の担当者に確認するようにしましょう。

注意

管理費や修繕の積立金の滞納が前オーナーにあった場合、新オーナーに引き継がれてしまうことがあるので注意してください。

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まとめ:マンション内覧時の14のチェックポイント

不動産を説明する女性

この記事では以下の内容を紹介しました。

是非、お部屋選びの参考にしてください。

 

監修者:鈴木 良紀

監修 鈴木

経歴:東京理科大学卒業。大手ゼネコン、ディベロッパー、不動産ファンドを経て、(株)ウィルゲイツインベストメントの創業メンバー。不動産、法律に広範な知識を有し様々なアセットのソリューションにアプローチ。保有資格:宅地建物取引士、ビル経営管理士、一級土木施工管理士、測量士補。執筆活動:投資僧