同じ物件が違う不動産屋でも紹介?そんなときの賢い購入方法

0
318

マンションを購入しようとしてポータルサイトを見ていると、同じ物件なのに複数の不動産会社が取り扱いをしていることがあります。この記事では、そのような物件の内覧や購入をするときの注意点やポイントについて紹介しています。

複数の不動産会社が同じ物件の広告を出すことは問題ない

スタッフ

マンションを購入しようとしている側からすると、複数の不動産会社が同じ物件を取り扱っていたり、広告を出したりしていることを不思議に思うこともあるでしょう。「何かいわくつきなんじゃないか」と心配になることもあるかもしれません。

しかし、同一物件に対して複数の不動産が取り扱っている状態、買い手を募集している状態であることはまったく問題ではありませんしもちろん違法でもありません。これは買い手ではなく売り手側の立場になれば想像しやすいです。売り主としては買い手がつくならば基本的にはどこの不動産経由で購入者希望者が現れても問題はありませんよね。

不動産会社との契約の種類

同一物件に対して複数の不動産会社が広告を出しているのは、売主と専任媒介契約を結んだ不動産会社が、買い手が早く見つかるように他の不動産会社にも広告を出しているパターンと、売主が複数の不動産会社と一般媒介契約を結んでいるために、複数の不動産会社それぞれが買い手を見つけるために広告を出しているというパターンがあります。

専任媒介契約や一般媒介契約とは、売主と不動産会社の契約です。専任媒介契約は、それを結んだ不動産経由でしか物件を売却できません。一方、一般媒介契約は複数の不動産会社と結ぶことができ、そのうちどの会社経由でも物件の売却ができるものです。どちらにせよ、買い手を広く募集するための広告活動となるので、買い手側が気にかける必要はないでしょう。

物件の購入は基本的にどの不動産会社経由でも可能

不動産業界には「レインズ」という不動産業者が共有で利用する物件データベースがあります。これは全国各地の不動産会社が閲覧できるようになっています。売主から仲介業務を依頼された不動産会社は、広く買主を募集するために「レインズ」に物件を登録することになっています。つまり、物件の購入は基本的にどの不動産会社経由でも可能ということです。このことも覚えておくとよいでしょう。

どの不動産会社から物件を購入すればよいか

女性

どの不動産会社に仲介してもらっても物件が購入できるのなら、どの不動産会社から購入しても同じか、というとそういうわけではありません。ここからは不動産会社選びのポイントを紹介していきます。

仲介手数料で選ぶ

物件を不動産会社に仲介してもらって購入する場合、仲介手数料がかかります。仲介手数料には法律で上限が決められており、その計算式は「(物件価格×3%+6万円)+消費税」となっています。多くの不動産会社では仲介手数料を上限で設定しています。

しかし、仲介手数料には上限の設定こそあるものの下限は決められていません。そのため、仲介手数料が安い不動産会社も存在しているわけです。マンションの価格自体はどの不動産会社に仲介してもらっても変わることはありません。そのため仲介手数料が安い不動産会社に依頼すればお得に物件購入が可能になります。

ただし、仲介手数料が安い場合はサービスのどこかが不十分であったり、仲介手数料とは別の名目での料金請求がされたりする場合もあるので注意が必要です。これを防ぐためには内覧前からきちんと資料請求をして費用の内訳を確認しておくとよいです。

不動産会社の質で選ぶ

仲介手数料以外の面でも不動産会社のサービスは異なります。たとえば接客態度が悪い営業マンからはマンションを購入したいとは思いませんよね。不動産会社を選ぶ際には、特に以下のような点をチェックしてみてください。

不動産会社のホームページをチェックする

ホームページでチェックしたいのは、物件に対する広告表示の仕方です。広告については、不動産公正取引協議会によってルールが制定されています。たとえば「最安値」のような言葉は具体的な根拠がなければ使用できません。物件に対して極端なワードを用いた広告がある場合はルール違反の可能性が高いです。このような不動産はあらかじめ避けた方が無難です。

店内の様子をチェック

物件内覧や物件探しのために不動産会社を訪問する際は、店内の様子もきちんと確認しておきましょう。清掃が行き届いていない、書類が散乱しているような場合は顧客対応もルーズである可能性が高くなります。店内に掲示されている物件の広告が古いものばかりであれば、何らかの理由で契約があまり成立していないと予想することもできます。

担当者の対応をチェック

不動産会社選びで非常に重要になるのが担当者の対応です。たとえば物件を売りつけようとしてくるような営業担当は信用できませんよね。こちらの物件に対する要望や不安をしっかりとヒアリングしてくれる人、きちんと要望を満たす物件を紹介してくれる人が担当者でないと物件探しは難航します。

また、物件の良い点だけでなく立地や利便性などの悪い面についてもきちんと説明してくれる人が望ましいです。誠実に対応してくれる人であれば、売買契約が成立したあとのアフターフォローもきちんとしてくれるでしょう。

関連記事

同じ物件が複数の不動産会社で扱われているときの購入方法:まとめ

マンション

この記事では以下の内容を紹介しました。

一度不動産会社を訪問したからといって、その会社に仲介してもらわなくてはいけないというわけでは決してありません。不動産会社選びは納得のいく物件探しにとって非常に重要なポイントとなるもの。場合によっては複数社を訪問して自分に合ったところを選ぶことをおすすめします。

監修者:鈴木 良紀

監修 鈴木

経歴:東京理科大学卒業。大手ゼネコン、ディベロッパー、不動産ファンドを経て、(株)ウィルゲイツインベストメントの創業メンバー。不動産、法律に広範な知識を有し様々なアセットのソリューションにアプローチ。保有資格:宅地建物取引士、ビル経営管理士、一級土木施工管理士、測量士補。執筆活動:投資僧

関連記事