迷っている人は必見!中古マンションを買うメリットと注意点

0
3386
家を案内する女性

目次

新築か中古マンションにするか迷っている方へ、中古マンションのメリットと注意点を解説します。新築マンションや一戸建ては割高なので、中古マンションなら割安だからメリットが大きい!と考えて安易に買ってはいけません。しっかりと中古マンションを上手く買うためのポイントを知りましょう。

あなたにとってメリットがある中古マンションを!

マンション

焦らず急がず、時間をかけて数多くのマンションを内覧

中古マンションの場合、設備や内装の状態は築年数だけでなく生活している住人よっても違います。また、マンションにモラル高い住人が多ければ外観や共用部分も比較的きれいですが、自己中心的な住人が多ければ薄汚れたマンションとなりやすいです。

中古マンションはエリア、築年数、間取りが類似していても1つ1つの物件の差がありますので、足を運んで時間をかけて内覧をすべきでしょう。その時に、これからお伝えする2つのメリットと注意点を頭に思い浮かべて購入を検討しましょう。

中古マンション選びはメリットを活かしてリスクを回避

女性 パソコン

メリット1 価格の割安感とマンション、住人間の雰囲気がわかる

中古マンションは新築マンションに比べて割安という点が大きなメリットです。ケースにもよりますが、エリアや間取りなどが似ている新築に比べると2割~4割ほど安く手に入れられるでしょう。価格が安いということは借り入れも少ないですし、月々の返済額やトータルで支払う利息の額も少ないです。中古マンションを買えば家計の負担を軽くしてくれるでしょう。

また、新築マンションの場合、同じ時期に入居が始まりますので自分たち以外の住人についてわかりませんので、入居後半年、1年程経過しないとマンション全体の雰囲気がわかりません。例えば、近所迷惑をかけないような常識のある住人が多ければ建物全体もきれいですし、住人間の挨拶など交流もありマンション全体の雰囲気は良いものです。

反対に、自己中心的な住人が多ければエントランスに注意書きが貼られたり、玄関前にゴミを出している人が増えたりと住人間の雰囲気が悪くなります。新築の場合は将来的な住居環境が快適となるかの予想が難しいでしょう。

しかし、中古マンションの場合は内覧の際にマンションの状態や住人間の雰囲気がわかる事が多いです。物件自体が良くても住人のモラルが低ければ買った後に後悔します。中古マンションを買う場合はマンション、住人間の雰囲気がわかるというメリットがあります。

メリット2 交通アクセスなど利便性のあるエリアが多い

マンション建設は、ほとんどの場合これから発展するエリアか現在住みやすいエリアのどちらかを条件として建設されます。しかし、新築マンションを建設するとしても住みやすいエリアにはすでにマンションや商業施設などの建物があるので、現在住みやすいエリアよりも将来性に期待して建設されるケースが多いです。

そうなると、マンションに住んで数年間は近隣の発展が進まずに住みにくいと感じる物件も多いです。しかし、中古マンションの場合はすでに交通アクセスもよく、近隣にスーパーや銀行、病院などがあり、住みやすいエリアというケースが多いです。このように見ると、中古マンションの多くは住みやすいエリアに建っているというケースが多いというメリットがあるでしょう。

注意点1 特に水回りの状況を内覧の際に細かく把握

女性

中古マンションは、住人によって設備や内装の傷み方が違います。同じ建物であってもリフォームが必要な部屋とそうでない部屋があります。物件を選ぶ際は少しでも状態の良いマンションを選ぶのは当然と言えます。その時に見落としてはいけない点があり、水回り、キッチン、トイレ、バスルームの水回りについては見落とさずに注意をして下さい。具体的には、以下のポイントです。

  • 水圧が弱すぎないか?
  • 水漏れがないか?
  • カビや汚れがないか?
  • 異臭がしないか?

実際に水を出して自分の目で見ると同時に、仲介会社の担当者にも見てもらいます。購入後に水回りの修繕やリフォームをすれば、マンションを安く買った意味も薄れますので、内覧の際は建物の状況を細かく把握しましょう。

関連記事

注意点2 購入後の大きな出費がないようなマンションを選ぶ

中古マンションを買う場合は先ほどお話しした水回りなどのリフォーム費用について注意しなければなりませんが、それ以外調べておかなければならない項目があります。それは、大規模改修、多大な費用がかかる修繕などが購入後数年以内に発生する予定かという点です。

マンションを購入すると、各戸ごとに修繕積立金を毎月支払う必要があります。マンションの修繕など、メンテナンスをする際には修繕積立金を用いることになります。ちょっとした修繕の場合、積立金のみで対応できますが築15年程経過後に多い建物全体の配管工事、建物全体の防水塗装などの大規模な修繕をするとなると、修繕積立金だけでは足りず、費用を手出しするケースも考えられます。

購入した時点では割安でも出費が続くのであればマンション選びは失敗となってしまいます。そのような失敗をしないためには、マンションの大規模改修や建物全体のメンテナンスがここ2、3年以内で完了している物件を選びましょう。反対に、築15年~築20年程度の物件でしっかりとしたメンテナンスをしていないような中古マンションを選ぶのはおすすめしません。

まとめ:価格より先にマンションの評価をすることがポイント 

マンション

仲介会社には積極的に質問や見積もりを依頼する

この記事では以下の内容を紹介しました。

中古マンションは価格面では新築よりも割安というのが目に見えるメリットです。しかし、購入時点では割安であったとしても、購入後に費用面や物件に問題が生じてしまうと後悔します。そうならないためには、物件の状態を確認して購入後の費用面などを調べることです。はっきり言いますが、仲介会社の担当者はわざわざデメリットを強調して話すことはあまりないです。

自分の方から積極的に質問を行い、専門業者を紹介して見積もりやアドバイスをもらうようにしましょう。そのような行動の結果、物件についてのリスクなどを把握した上で問題がないと判断してから価格面に注目しましょう。

関連記事