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不動産売却の仲介におけるエイブルの特徴と評判についてまとめました。マンションなどの不動産を売却する際、どの不動産会社に仲介を依頼すべきか迷っている方も多いと思います。エイブルでの仲介依頼を考えている方は、エイブルのこれまでの評判が参考になるでしょう。
エイブルの概要
エイブルは全国に370店舗の加盟店を持つフランチャイズです。TVコマーシャルもやっており、その認知度は高いです。店舗は、緑の文字で「エイブル」と書かれた看板が特徴です。駅前に立地している店舗が多いため、一度は見かけたことがある方もいらっしゃると思います。
エイブルの経営母体
経営母体としては、株式会社エイブルが運営しています。元々は大阪の建設会社であった大阪建設が発祥です。特に大手の不動産会社や銀行の色が付いているわけではなく、完全に独立系のフランチャイズです。
建設会社が不動産業へ転身するケースは多いです。恐らく、エイブルも最初は自分たちで施工したアパートの入居者をオーナーさんのために埋めていったことがきっかけだったのでしょう。
大阪建設も、その後、賃貸物件のリフォームを行うダイケンリフォーム株式会社などを作っています。賃貸仲介を中心に幅を広げていき、フランチャイズを全国展開するまで成長していったことが伺えます。
エイブルは不動産売却の仲介に強い?その特徴と評判
不動産会社エイブルの強みは?
エイブルは賃貸に強いフランチャイズです。賃貸の家探しサイトCHINTAIもエイブルグループです。実際、エイブル公式ホームページにも以下のような記載になっており、不動産売買の仲介についてはあまり記載がありません。
不動産仲介は大きく、①売買と②賃貸の2種類に分けられます。売買においては、売買金額が400万円超の場合、仲介手数料は「売買金額×3%+6万円」が上限となります。一方で、賃貸においては、仲介手数料は「家賃の1ヶ月分」が上限となります。
売買も賃貸も、どちらも宅地建物取引業者しか行えない不動産の仲介業務です。売買に注力するか、賃貸に注力するかは、その不動産会社のスタンスによります。エイブルは基本的に賃貸仲介に重きを置いたフランチャイズ店となります。
エイブルの特徴
賃貸仲介に重きを置いた不動産会社は、一般的に駅前立地で1階の路面店に店舗を構えます。一方で売買仲介に重きを置く会社は、駅前の路面店に出店しているとは限らず、店舗も分かりにくいところに出店していることもあります。エイブルは賃貸仲介な主軸であるため、ほとんどの店舗が駅前です。そのため、フラッと入りやすい店舗が多いのですが、売買が得意とは限りません。
賃貸物件を借りたい人は、駅前の不動産屋に、フラッと入ってくる人が多いです。そのため、このような顧客を捕まえるためにも、賃貸仲介が得意な会社は、駅前立地にこだわる傾向があります。不動産の売却を依頼しても、売買仲介にあまり力を入れていないため、うまくいかないケースも想定できます。不動産の売却を依頼したいのであれば、他の売買に力を入れている不動産会社を優先的に使った方が無難です。
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エイブルの評判は?
賃貸に関してのエイブルの評判は、概ね良いです。しかしながら、売買については基本的に力を入れていない店舗が多いため、決して好評とは言えません。駅前に店舗があるので、売買も実力がありそうな印象はありますが、駅前店舗が必ずしも全てができる訳ではありません。エイブルは基本、賃貸仲介に強いブランドなので、依頼にあたっては十分な見極めが必要と言えるでしょう。
もし家を売るための相談であれば他の不動産屋をお勧めします。不動産会社と言っても様々ですが、一括査定サイトを使うと簡単に見積もりをとることができるでしょう。
おすすめの一括査定サイト
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売却ではなく買取を検討するのなら……
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エイブルの特徴・評判まとめ
以上、エイブルが不動産売却に強みがあるのかについて検証してきました。
エイブルは店舗数も多く、認知度も高い不動産会社ですが、必ずしも売却に強いとは限りません。フランチャイズ店のカラーが、賃貸仲介を非常に重視しているため、加盟店も賃貸仲介が得意な店舗が多いのが特徴です。