どこに住む?家を買うエリアの探し方のポイント

0
17014
住宅を持ちたい家族

目次

人気節約ブロガーかのんこさんに聞いた!家を買うときの探し方

私もそうでしたが、家を買うときに「資産価値が下がらない駅近くの物件や治安が良く人気の学区がいい」とおっしゃる方が多いです。しかし、そういったエリアは誰でも住めるものでしょうか?

残念ながら住めないですよね。人気のエリアであればあるほど土地の金額は上がり、我が家のように世帯年収300万円世帯にはハードルの高いものになります。

家を買うときの物件の探し方:まずはエリアを決める

スーパー

家を買うときの探し方。まず押さえておきたいポイントは、ご家庭で予算を決め「買える」エリアを絞り、以下のような条件を出し合って、優先順位や妥協点を決めておくことです。

  1. 住環境の利便性
  2. 交通の利便性
  3. 安全性・治安
  4. 税金や水道代など

家を買うときのエリアの探し方①:住環境の利便性

  • スーパー、コンビニまでの距離
  • 繁華街、ショッピングモール、デパートまでの距離
  • 銀行や郵便局までの距離
  • 学校関係の距離。人気学区かどうか?
  • 職場までの距離
  • 医療機関までの距離
  • 実家からの距離
  • 最寄り駅までの道のりは平坦か?付近の坂道の多さ。

家を買うときのエリアの探し方②:交通の利便性

  • 最寄駅から徒歩何分か?
  • 最寄りがバス停でも許容できるか?
  • 最寄り駅は快速、特急、新幹線が停まるか?
  • 出勤時間の利用交通機関の込み具合。
  • 職場までの乗り換え回数。

家を買うときのエリアの探し方③:安全性・治安

空き家、相続
  • 自然災害リスクはどこまで許容できるのか?
  • 地盤は強いのか(過去に液状化現象などが起きていないか)?
  • 犯罪や事故が多くないか?
  • 車通りの多さ。

家を買うときのエリアの探し方④:税金・水道代など

  • 水道代が全国平均より高くないか?
  • 国民健康保険料が高い自治体ではないか?
  • 標準税率を適用していない自治体の場合、住民税はどうなのか?
  • 自治体の定める保育料は高くないか?

家を買うときのエリアの探し方へのアドバイス

家を買うときは、多くの方が「住環境の利便性」を重視すると思います。でも、子どもの年齢によって変化したり、ネットスーパーや通販を利用すること、利用する銀行を切り替えたりすることで意外とカバーできます。

家を買うときに、エリアの探し方で優先したいのは3.安全性、治安です。安全性や治安は自分で変えることができませんし、万が一、マイホームを売却する時にもネックになってきます。

関連記事

家を買うとき、物件の探し方は理想の家を思い描くのが大事

リビング、マンション1階

同時に行っていきたいのは、家族がどんな家に住みたいか?の方針決めです。魅力的なエリアであっても、自分の思い描くマイホームが買えないのであれば、生活の快適性からは遠ざかります。とくに小さい子どもがいて、専業主婦だ、という方は自宅にいる時間が長いので、日当たりの良い家が買えるのか?家事がしやすい設備や間取りが叶うのか?なども重要になってくるでしょうし、車があれば、接道の幅も気になってくるところです。

たとえば、私がマイホーム探しをしていた大阪府では、大阪市内または人気学区だと私たちの予算内では無理でした。中古であっても土地面積が小さく、間口の狭い3階建ての家ばかりだったからです。しかし、大阪市外に出ると新築の2階建ての家が視野に入ってきました。現在、私は日当たりのいい2階建ての新築に住んでいますが「妥協しなくてよかった」と思っています。

土地勘がないときの物件の探し方

住宅街

今はインターネットで情報が取得できる時代なので、下調べをしてみましょう。自治体のHPからはハザードマップ、警視庁のHPからは事件事故発生マップを見ることができます。人気の学区は学校教育情報サイト「Gaccom」が便利で、全国各地の保育園から中学校までの口コミをチェックすることができます。

その他、不動産情報サイトの条件を絞り込むことでエリアの相場観を養うことができますし、LIFULL HOME‘Sの「住みたい街ランキング」などもエリア人気を知る意味で参考になるでしょう。

家を買うとき、気になるエリアは実際に歩く

また、これは土地勘があるなしに関わらずやっておきたいことですが、必ず気になるエリアを実際に歩いてみて、自分が住んでいるイメージをしてみてください。 私のケースでは以下のような発見がありました。

  • 「人気学区だけど、スーパーの食品の金額が高いな」
  • 「駅周りに落書きやポイ捨てが多いな、意外と治安が悪いのかしら」

ちなみに、不動産情報サイトの徒歩〇分の表記は80m/分で計算されているので、実際にかかる時間も見ておきましょう。

関連記事

家を買うときは物件の探し方を知っているプロに相談

スタッフ

この記事では以下の内容を紹介しました。

ある程度、家族の中で条件や妥協点が決まってきたら、希望エリアの不動産会社に相談してみましょう。この際、どんな物件に強い不動産会社なのか(新築、中古、戸建、マンションなど)事前に調べておくといいです。またハウスメーカーや工務店に直接聞いて、エリア探しとマイホーム計画を同時進行で行うという手もあります。私は後者でマイホームを建てました。

いろんな会社があって悩んでしまう方は不動産情報サイトや不動産会社が行っている、すまいの相談窓口やカウンターを利用するのも手です。あなたに合ったハウスメーカーや工務店、不動産会社を教えてくれますよ。