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人気の地域はどこ?中古マンションランキングベスト5 東京編

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人気の地域はどこ?中古マンションランキングベスト5 東京編

目次

中古マンションランキングの東京編です。引っ越しや転勤で現在住んでいるところから離れてしまう場合、土地柄や利便性などはイメージしづらいでしょう。中古マンション購入の参考になるように、東京のエリアごとの特性をランキング形式で紹介します。

中古マンションを探し始める前に決めておきたいこと

女性 住宅

物件の購入計画を立てる際には予算・立地・広さを決める必要があります。東京とひと口に言ってもさまざまなエリアがありますので、どれか1つだけ決めて物件を探し始めるのではなく、必ず3つすべてを決めてから物件探しを始めるのがおすすめです。予算・立地・広さのうち、優先順位を最も高くするべきなのは予算です。

マンション購入は大きい買い物であるからこそ、ついすべての希望を叶えたくなってしまいがちです。数千万円という購入金額の中では、数十万円が誤差に見えてしまうでしょう。「せっかく購入するのだから」と予算という財布のひもをゆるめてしまうと、結局は借入するローン金額が大きくなり、日々の生活を圧迫してしまいます。予算を第一に考え、次に立地と広さを決めていきましょう。

マンション価格はどのように決まるの?

マンション価格は立地の値段と広さで決まります。

マンション価格=お部屋1坪の価格×広さ < 予算

概ねこのように考えておけば間違いはないでしょう。

立地はお部屋1坪当たりの価格に反映される

各エリアで概ねマンションの専有面積1坪当たりの単価は決まっています。港区の広尾等は高く、23区を外れれば安くなります。

『広さ』とは、文字通りお部屋の広さです

マンション価格の式を見ると分かりますが、予算を決めれば1坪価格×広さですからそのバランスでマンションを決めればよいのです。立地重視なら1坪価格を上げて広さを下げる、大きな家に住みたい人は1坪価格を下げて郊外に広いマンションを探す事になります。

何を優先したいのかをまず決めよう!

立地については会社まで何分圏内という考えでもよいのですが、子育てしやすい場所、生活がしやすい場所といった条件の中から最寄り駅がどこの物件と決めておくとスムーズです。家は生活の基本ですから、仕事関係の要素だけではなく住みやすさや楽しさも考慮した立地選びをしましょう。広さに関しては現在の住まいを基準にして広くするかもう少しコンパクトでも良いかを考えるのがおすすめです。又1駅ずらすと1坪当たりの価格がぐっと下がる穴場もありますので、不動産会社に良くヒアリングしましょう。

中古マンションを売却前提で購入する人は少ないでしょうが、いつどのようなアクシデントがあるかは分かりません。築年数の経っている中古マンションであれば、建物部分には資産価値はあまりなく、売却時の価格は立地に大きく左右されます。東京23区内であれば特別不便な地域はないでしょうが、駅からの距離や施設の充実具合も考慮して購入エリアを決めていくとよいでしょう。

ここがおすすめエリア!中古マンションランキングベスト5:東京編

マンション

ここからは、東京都で中古マンションを購入する場合のおすすめエリアをランキング形式でご紹介していきます。細かいエリア分けではなく都会の方でもイメージしやすいように区ごとに紹介しています。

中古マンションランキング東京編:1位 新宿区 利便性がピカイチ

新宿区内の主な駅

新宿・市ヶ谷・四谷・飯田橋・神楽坂・新大久保・高田馬場・早稲田など

路線

山手線、埼京線、中央線、総武線、京王線、小田急線、新宿線、丸ノ内線、大江戸線

新宿と聞くと新宿駅周辺の大都会がイメージされますが、新宿は意外と広範囲で、さまざまな特性を持った地域が集まっています。商業施設や飲食店の充実具合はもちろんのこと、通っている路線数も非常に多く、どこに行くにしても便利な土地柄です。ビジネス街も多く、夜は落ち着いている地域も多いので、「眠らない街」といったエリアはごく一部です。

中古マンションランキング東京編:2位 渋谷区 新宿同様に利便性が高い

渋谷区内の主な駅

渋谷・原宿・恵比寿・代々木など

路線

山手線、埼京線、湘南新宿ライン、京王井の頭線、東急東横線・田園都市線、銀座線、半蔵門線、副都心線

新宿同様に利便性の非常に高いのが渋谷区です。いわゆる都会感で言うと新宿より渋谷の方が強いのではないでしょうか。渋谷区は神奈川方面へアクセスが良いという特徴もあります。渋谷駅周辺に商業施設が集まっていて、若者に人気があるイメージがありますが、駅から少し離れると昔ながらの住宅地もあり、非常に住みやすい街です。立地で判断した場合は、新宿区・渋谷区は東京23区の中でもトップクラスの立地の良さと言えます。

中古マンションランキング東京編:3位 品川区 オフィス街だけじゃない

品川区内の主な駅

五反田・目黒・大井町・戸越銀座・武蔵小山・大崎・青物横丁

主な路線

山手線・京浜東北線・横須賀線・湘南新宿ライン・埼京線・都営浅草線・京浜急行線・南北線・りんかい線

品川といえば、品川駅周辺のオフィス街がイメージされます。実は隣接してはいますが品川駅自体は品川区ではありません。とはいえ、大きく離れているわけではないので、品川区のイメージとして間違ってはいません。品川区は都会的な場所がある一方で、商店街が多い地域です。戸越銀座商店街や、長いアーケードが特徴的な武蔵小山商店街など知名度の高い商店街も多いです。つまり、高級感がある一方で庶民的で住み心地の良さも兼ね備えているのが特徴と言えます。渋谷方面やお台場方面へもスムーズに行けます。中古マンションの相場は、渋谷区や新宿区と比べれば抑えめです。

中古マンションランキング東京編:4位 杉並区 待機児童ゼロ

杉並区内の主な駅

阿佐ヶ谷・荻窪・高円寺・高井戸など

路線

中央線・京王井の頭線・東西線・丸の内線・西武新宿線など

杉並区は23区のなかでいち早く、平成30年に待機児童ゼロを実現したエリアです。主な駅には大きな商店街があり、下町風情のような暮らしやすさがあるエリアになっています。公園も多く治安もよいので、子育て世代に特におすすめできるエリアです。杉並区内ではありませんが、井の頭公園で有名で適度に都会的な雰囲気もある吉祥寺と隣接しているのもポイントです。中古マンションの相場で言うと、安い順から数えて10位以内に入っています。求めやすい物件が多いエリアだと言えるでしょう。

中古マンションランキング東京編:5位 江東区 物件数が豊富

江東区内の主な駅

清澄白河・豊洲・亀戸・門前仲町・新木場など

路線

総武本線・京葉線・東西線・半蔵門線・有楽町線・ゆりかもめなど

江東区は23区の中でいえば、落ち着きのある住みやすいエリアです。近年では東京オリンピックに向けて、たくさんの新しい施設やタワーマンションが増えてきています。隅田川や荒川が流れるエリアでもあります。江東区はファミリー向けの物件が多いエリアなので、希望に沿った中古マンションが見つけやすいと言えます。

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中古マンションランキング東京編:まとめ

マンション

この記事では以下の内容を紹介しました。

同じ東京23区内であっても、地域ごとに特色があります。マンション購入は大きな買い物ですので、情報は参考にしながらも自分の目で確かめることも忘れずに行ってください。予算・立地・広さといった条件に加えて「楽しく暮らせそう」「落ち着いて暮らせそう」といった感覚も、長く暮らしていく上では重要です。ぜひ、さまざまなエリアに出向いて自分の感覚に合った物件を探してみてください。

JRのメジャーな駅ではなくても、商店街が充実した駅もねらい目です。戸越駅、戸越銀座駅、武蔵小山駅、蒲田駅、三軒茶屋駅等は生活利便性も高くお勧めのエリアです。

監修者:鈴木 良紀

監修 鈴木

経歴:東京理科大学卒業。大手ゼネコン、ディベロッパー、不動産ファンドを経て、(株)ウィルゲイツインベストメントの創業メンバー。不動産、法律に広範な知識を有し様々なアセットのソリューションにアプローチ。保有資格:宅地建物取引士、ビル経営管理士、一級土木施工管理士、測量士補。執筆活動:投資僧