結婚や出産など、ライフステージの変化によってベストな不動産の間取りは異なります。

この記事では、不動産購入のベストタイミングを紹介しています。不動産購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

不動産購入のタイミングは?4つのポイント

女性

自分にとってどんな不動産を購入するのがベストかは、その人のライフステージによって異なります。たとえば結婚前と、子供が生まれたあとでは家族構成が異なるので、ベストな間取りは変わってきます。

不動産購入にあたって考慮したいポイントは大きく分けて4つです。

  • 現在の年齢
  • 年収
  • ライフイベント
  • 社会情勢や景気

それぞれの項目について詳しく解説していきます。

不動産購入のタイミング①:現在の年齢

室内 女性

不動産を購入するタイミングは人それぞれですが、現在の年齢は必ず考慮して不動産の購入に臨むべきでしょう。その大きな理由は、不動産の購入には住宅ローンを組む必要があるからです。

不動産を購入する際には物件費用を銀行などの金融機関から借り入れし、それを使って支払い、借りたお金を少しずつ返済していきます。

多くの銀行では住宅ローンが組めるのは20歳以上64歳未満、返済は80歳まで、返済期間は最長で35年となっています。

現実的には長期ローン

借りたお金には金利と呼ばれる利子がつくので、借りた金額と返す金額は同じではありません。

返済までの期間が短いほど金利の合計金額は小さくなりますが、人生で一番大きな買い物と言われる不動産の住宅ローン返済期間を10年や20年にするのは現実とは言えないでしょう。

そのため、最長の35年で返済すると仮定すれば45歳までにローンを組む必要があります。

しかし、会社の定年を過ぎた段階でも同じようにローンを返済することは収入の面からも難しいので、実際は、45歳よりも早い方が望ましいです。

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不動産購入のタイミング②:年収

家

当然ながら借り入れた住宅ローンは、自身の収入から返済していくことになります。現実的に月何万円なら返済が可能かを計算しておかないと、無理な返済計画で生活が圧迫されてしまいます。

生活を豊かにするために不動産を購入するのに、不動産が負担になってしまっては元も子もありませんよね。

収入はこれから退職するまで上がり続けるとも限りません。病気をしてしまうこともあるので、万が一の場合でもしっかりと返済できるよう、ある程度は手元に残るようにすることが重要です。

まだ若く希望物件を購入するには年収的に厳しい人は……

まだ若く家族構成も決まっていない方は、自分にとっての最適物件も決まっていないでしょう。それなら、現段階で不動産を購入するよりも、将来の住宅購入のための貯金をしながら年収を上げていくべきです。

貯めた貯金は不動産購入費用になり、借入金額を下げてくれます。そして上げた年収は住宅ローンの借りれ額を上げてくれます。よって物件を購入する際の我慢を最小に出来るので、きっと良い物件を購入できます。

すでに住宅購入の適齢期の方は……

一方、すでに住宅購入の適齢期になっている方が頭金を貯めるのは、大きなロスです。

家族構成も決まり、自分の最適な物件も見えてきて、年収も今後はそれほどの上昇もない段階ならすぐに住宅を購入しましょう。

この段階で頭金を貯める期間は完済年齢を上げてしまいますし、家を2つ維持しているのと変わりません。

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経費や手数料は馬鹿にならない

また、自身の貯蓄を頭金とすれば借り入れる金額が少なくなるので、金利もとして支払う金額も少なくなります。不動産の購入費用を丸々ローンでまかなうのではなく、しっかりと頭金を貯めてから購入する方がよいでしょう。

不動産の購入には、物件価格や金利以外にも住宅ローンを組む際に必要な経費や不動産仲介業者に支払う手数料など、さまざまな費用が必要になります。

ポイント

さまざまな費用だけでも合算すれば100万円単位になることが珍しくありません。諸経費を計算に入れた上で無理のない不動産購入計画を立てることをおすすめします。

不動産購入のタイミング③:ライフイベント

マンション 家族

ライフイベントとは、就職や結婚、出産といった人生における大きな出来事のことを言います。

不動産を購入するタイミングとしては、結婚や昇給に合わせてといった場合が多いです。結婚すれば一人暮らしから二人暮らしになるので家族構成が変わります。家族構成は、不動産の購入を考えるとても重要な要素となります。

また、昇給や昇進のタイミングで不動産購入する方が多いのは、収入が上がったことにより余裕のある住宅ローン返済計画が立てられるようになることが理由として挙げられるでしょう。

不動産購入のタイミング④:社会情勢や景気

高層ビル 不動産

社会情勢には、新型コロナウイルスのようなマイナスのものと、東京オリンピックや大阪万博などのプラスのものがあります。

景気は、良くなれば人々が使えるお金が増えますので不動産価格は上昇し、景気が悪くなれば不動産価格は減少します。

しかし、社会情勢は不動産購入のタイミングを検討する上での材料にはなりますが、決定打としては考えない方がよいでしょう。不動産を購入する際には、あくまで自身のライフプランを優先すべきだからです。

1年や2年のズレなら問題ないかもしれませんが、景気ばかりを重視して5年も10年も不動産購入に踏み切れないというのは、あまり望ましい状態ではないはずです。

家族構成が決まったタイミングで不動産を購入するのがベスト

親子 マンション

不動産の購入タイミングは、家族構成を重視するのがおすすめです。

2人暮らしなら1LDKや2DKほどでも十分ですが、子供がいれば必要な部屋数は変わってきます。子どもがいれば基本的には専用の子供部屋が必要となるからです。

子どもの数も決まってからの不動産購入なら部屋数が足りなくなることもありません。

家族構成が確定する前の不動産購入における注意点

ポイント

結婚をする前や結婚直後など、人生における家族構成が確定しない段階で不動産を購入するのなら、リスクを考慮しなければなりません。

たとえば子どもができて将来的に部屋が足りなくなれば、買い替えを考える必要が生まれてきます。かといってあらかじめ大きな不動産を購入するのは、現実的とは言えません。

家族構成が確定する前に不動産を購入するのなら、小さめの物件を購入しあらかじめ売却することも視野に入れておくことが重要です。もちろん不動産の購入にこだわらず、賃貸物件に住むというのも選択肢に入れて考えるとよいでしょう。

また、これからの時代はテレワークが働き方の1つの主流となってくるでしょう。これから不動産の購入を検討するのなら、自分が仕事に集中できる場所作りも考慮した方が得策だと言えそうです。

まとめ

住宅 カップル

この記事では以下の内容を紹介しました。

監修 鈴木 良紀
(株)ウィルゲイツ・インベストント勤務。大手ゼネコン、ディベロッパー、不動産ファンドを経て、(株)ウィルゲイツインベストメントの創業メンバー。不動産、法律に広範な知識を有し様々なアセットのソリューションにアプローチ。宅地建物取引士・ビル経営管理士鈴木が監修した他の記事はこちら

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