不動産の売却するときに買主からキャンセルされた時はどうすれば?

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家を売ろうと思って買いたい人が見つかった!それなのにキャンセルされてしまった。がっかりですよね。どうすればいいかプロに聞いてみました。

読者からの質問

不動産の売却するときに買主からキャンセルされた時はどうすれば?

不動産のプロからのアドバイス

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購入予定のキャンセルはよくあることなので慌てないこと

「キャンセル」と「契約解除」は違います。買付申込から売買契約前までに購入意思の撤回をすることを「申込の撤回」といいます。しかし、一般的には「キャンセル」と呼ばれることが多いようです。「契約解除」とは売買契約締結から決済・引き渡しまでの間に撤回することです。

買付申込は原則としてキャンセルしても違約金などの罰則のないケースが多いです。このため気軽に差し入れる人もいます。また、その時は本気でも一晩寝たら熱が冷めてしまう人も少なくありません。

現行法の消費者保護ではこのような状態での撤回に関してはキャンセルの禁止や違約金といった制約は原則ありません。撤回しやすいということから、キャンセルの発生頻度は少なくありません。よくあることと言っても過言ではありません。契約解除については違約金の問題や状況次第では訴訟問題に発展します。不動産取引全体としては珍しくもありません。しかし、個別の取引単位で考えると、さすがに契約解除がよくあることとは言えません。

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キャンセルされた場合の対応

ポイント

買い先行をしている場合には購入代金の支払い期限というタイムリミットがあるので、キャンセルのせいで冷静ではいられなくなってしまうところです。特に契約日直前のキャンセルとなれば尚更のことです。そこを敢えて冷静になれるようにまずは気持ちを落ち着かせましょう。キャンセルの連絡は媒介業者からあります。昨今ではメールやSNSなどの連絡手段も増えましたが、このような連絡はまだ電話が多いでしょう。

担当者からキャンセルの経緯やその理由について説明を受け、そしてこれからの販売計画について話し合います。計画に問題点もなく他の購入希望者の反響も芳しい場合には、従前の販売計画の継続で構いません。買い替え物件の売主側へ、買付申込のキャンセルが入った旨を伝えます。買付申込の段階とは言え、買い替え物件の売主側にも予定があります。進捗状況は把握しておきたいところです。

ポイント

売却の日程によっては買い替え物件の決済日を交渉することもあります。その際にも、事前に経緯や進捗状況を知らせておけば相手の心証も良いので、協力や譲歩を引き出せる可能性が高くなります。

買付申込が入った段階での行動

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買付申込が入っただけで売却が確定したかのように浮かれてはいけません。冷静に対応するように心がけましょう。購入希望者との交渉をスムーズに行うこと。キャンセルの可能性を踏まえて販売活動を継続すること。買い先行の場合は買い替え物件の売主へ買付申込のあった旨を伝えること。キャンセルのリスク対策として、販売活動の継続は特に重要です。一番手との交渉が難航した際のためにも、二番手、三番手の購入希望者を確保しておきたいところです。

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