目次
中古マンションを売却したいのなら、内覧の準備をきちんとしなければなりません。購入を検討している人が、内覧時にどのポイントをチェックしているのか、この記事では詳しく紹介します。マンションを売却に出しているのになかなか売れない……そんな方は是非ご注目ください。
マンション売却のための内覧準備①:室内の印象を良くする
マンション内覧時にどこを見られるのかを知れば準備できる
中古マンションだからこそ、清潔感のある部屋が内覧者に好印象を与えられます。ただし、住んでいる以上汚れるのは当たり前ですし、内覧の問い合わせのたびに大掃除をするのは大変でしょう。だから、よくチェックされる主要部分を重点的に清掃するのが効果的です。
マンション内覧時に準備する箇所(1):玄関
余分な靴や傘は収納スペースにしまい、ニオイ対策を行いましょう。玄関が綺麗にまとまっていると、収納スペースの広さをアピール出来ます。ニオイは換気と消臭剤で対応して下さい。芳香剤は、ニオイが混ざってしまうのでお勧め出来ません。玄関スペースのニオイは、換気不足が主な原因と言われています。
内覧前に下駄箱の換気、靴の天日干しを行うと、ニオイ対策はより万全です。
マンション内覧時に準備する箇所(2):風呂場
お風呂場は使用頻度が高く、最もコンディションが気になる箇所です。設備機器を交換することが一番望ましいのですが、費用負担のことを考えると気軽に検討することは出来ません。ということで、お風呂場は普段している一般的な掃除と排水掃除をしてください。排水は、パイプユニッシュなど市販されている物を利用するだけで問題ありません。
掃除は必ず前日に済ますこと。当日に行うと、浴室内が乾燥せず湿気が溜まってしまうので、浴室掃除の効果が半減してしまいます。
マンション内覧時に準備する箇所(3):リビング
室内で最も長い時間を過ごすことになるのがリビングです。購入者は、明るいリビングや広々としたリビングを想像しているので、念入りな事前準備が必要です。
ここで考えて頂きたいのは、いかにして広く見せるか、ということ。実際に専有面積を広くすることは出来ませんが、ちょっとした工夫で広く見せることは誰にでも出来ます。あなたに確認して頂きたいのは、家具の配置です。各家庭によって使い勝手を意識した配置になっているのですが、売却活動中に限っては無視して下さい。ポイントは2つです。
- 窓の前に物を置かない
- 室内のバルコニーまでの動線を確保しておく
空白
バルコニーの前面状況によっても異なりますが、窓の前に物を置くと眺望が遮られてしまうので室内が狭く感じてしまいます。内覧時にはカーテンも開けておくとより効果的です。また、バルコニーまでの動線を気にする方も多いので、家具を配置する際にはこの2点に注意して頂くと良いでしょう。
マンション売却のための内覧準備②:特徴や住み心地を説明できるように!
マンションを購入する時に一番気になるのは実際の住み心地です。内覧者はさまざまなことを気にします。たとえば、このようなことです。
- 上階の音が気になることがあるのか?
- 子育て世帯は多いのか?
- 車の騒音は気にならないか?
空白
これらの質問に答えられるように、内覧前にはマンションの特徴や実際の住み心地をあなた自身でまとめておく必要があります。とくに喜ばれるのが、近隣トラブルに関する情報です。近隣トラブルの有無は多くの内覧者が気にしているので、実際に住んでいる人から「何もないです」という言葉が聞けると安心出来るものです。
ただし、必要以上のアピールはいりません。どんな質問が来ても、しっかりと物件のメリットを伝えられるよう準備をしておきましょう。
マンション売却のための内覧準備③:室内全てを確認出来るように
内覧者が来ても「クローゼットは開けないで欲しい」と考えてしまう方は少なくありません。もちろん、気持ちは分からなくもありませんが「何か隠しているのでは?」と内覧者が考えてしまう可能性もあります。早期売却を望むのであれば、収納スペースを含め室内全てを確認出来るように準備をしておきましょう。
マンション売却のための内覧準備④:気兼ねなく室内を確認してもらう
住んでいる状況でのマンションの売却活動とは、会ったこともない第3者を家に招き入れるということです。マンションオーナーは不安でしょう。でも、内覧者も同様に感じています。
- クローゼットは開けても良いのか?
- お風呂場は見て良いのか?
- キッチンスペースに入っても良いのか?
遠慮して大事な箇所を確認できなかった物件を購入することは、まずありません。だから、マンションオーナーが意識することは、購入検討者に確認してもらうべき箇所をきちんと確認してもらうことです。
関連記事
どうしても売れないマンションは買取も検討
マンションの状態によっては、通常の売却方法では買い手がつきにくい物件もあります。あまりにも古かったり、設備が一昔前のマンションはやはり購入してもらえないでしょう。長く内覧を行っているのに買い手がつかないのなら、そもそも売却には不向きの物件かもしれません。その場合、買取をおすすめします。買取なら、現状のままあなたのマンションを買い取ってくれますので、是非一考してみてください。
買取を考えるのなら、買取専門の業者に一度相談してみましょう。おすすめは買取博士です。査定や手数料は無料ですし、買取してもらった後の物件への責任はなし。なるべく早く物件を現金化したい方にもおすすめです。
窓枠の汚れ、お風呂場の枠の黒ずみ、トイレの変色、壁紙の日焼け、床の日焼け、キッチンの水垢……このようなお部屋の劣化を、住んでいる当人はほとんど気にならないと思います。しかし、これから新たに住宅を選ぶお客様は違います。「住み替え先はきれいなもの」と夢をもって内覧しているからです。
また、個人のお客様にとっては、「買う」か「買わないか」の2択しかありません。結果、多くの経年劣化した物件は「買わない」結論になってしまうでしょう。一方、業者はリフォーム済みの100%の状態ではなくても、理論上の価値で購入する。そんな幅広い判断基準があるので2択ではありません。よって、経年劣化が原因で商品の魅力が発揮できない物件は、業者の買取のほうが良いことが多いです。
マンション内覧時の準備:まとめ
この記事では以下の内容を紹介しました。
もちろん、売主側の不動産会社も内覧には同席しますが、あなたが内覧者をリードしていく感覚で室内を確認してもらうと、会話のキャッチボールをしながら物件の魅力を最大限に伝えることが出来るようになります。あなたが気を付けることは物件の魅力を最大限伝えられるように準備しておくことだけです。本記事でご紹介した4つのポイントをご参考にして頂きより良いマンション売却を実現してください。