一戸建てとマンションの資産価値を徹底比較、どっちがお得?

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不動産を購入する時には「資産価値」と言う言葉を耳にします。不動産を資産と捉え、時間が経ってもその価値が落ちにくい不動産が、資産価値の高い不動産になります。今回は一戸建てとマンションのどちらの資産価値が高いかを比較してみます。

一戸建てとマンション:資産価値の判断方法は難しい

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何をもって資産とするか?

資産価値と言っても、そもそも「不動産の価値って何?」という所に疑問が生まれます。不動産の価値は以下の二点に分かれます。

  • 時間が経っても売却額が下がりにくい点(流動性)
  • 売却以外の用途変更で価値を発揮できるか(活用性)

この二つの観点から一戸建てとマンションの資産価値についてお話します。

マンションと一戸建てどちらが資産価値は高いか?

ポイント

A)マンションの資産価値

まずはマンションの資産価値からお話します。マンションはその価値のほとんどが建物部分になり、土地の価値はほぼありません。マンションは土地を所有しているという感覚が薄いと思いますが、一応マンションの敷地を専有面積(部屋面積)で割り戻した分は自分の土地という扱いになります。

例えばマンション1棟の全専有面積が70㎡×50部屋の3,500㎡だったと仮定し、マンションの敷地面積は1,000㎡だったとします。1部屋の持ち分割合は70㎡/3500㎡(1/50)なので土地も20㎡(1,000㎡/50㎡)所有しているという扱いです。

建物の価値は清掃・修繕状況に左右されますが、鉄筋コンクリート造りなので資産価値は落ちにくく、流動性は高い不動産です。ただし、上述したように土地を所有しているという概念が薄く、複数で共有して持っているため、例えば建て替えをしようにしてもマンション内で4/5の同意がないと建て替えが出来ないなど活用性には乏しい不動産になります。

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B)一戸建ての資産価値

続いて一戸建ての資産価値です。一戸建ては土地と建物の両方を持っている事が一番の強みになります。土地を所有している分、例えば建物を取り壊して駐車場にすることや、建物全体をリフォームすることなど、自分の意志によって用途を変えたり、修繕をしたり出来るので活用性は非常に高いです。

更に、土地自体の資産価値は基本的には劣化しないと考えられているので、時間が経っても価値は下がりません。逆に周辺環境の利便性が増したり、再開発が進んだりとプラス要因が働けば時間が経つにつれて資産価値が向上する場合もあります。

ただし、ほとんどの一戸建てが木造で造られているため建物の経年劣化は激しいです。建物の工法や材質、判断する不動産会社によって多少見解は異なると思いますが、一戸建ての建物は築20年を過ぎると0円になります。つまり築20年を過ぎた建物を売却しようとしても査定額は0円になってしまうと言う事です。

流動性から資産価値の比較

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流動性で比較をするとマンションに軍配が上がります。マンションは、構造上、売却価格が落ちにくいと言う点と、初期費用が安く済むと言う点が利点です。例えば100㎡の部屋が欲しい場合にもマンションは一部屋を購入すれば良いですが、一戸建てだと土地を購入してその上に更に建物を建てなければいけません。つまり、土地と建物を購入する必要がある一戸建てと比べて、マンションの方が初期費用を安く抑え同じ広さの不動産を手に入れる事が出来ると言う事です。

上述の通り、一戸建ても土地の価値が(周辺環境によりますが)下がらないという利点もありますが、初期費用に建物部分も掛かってくると言う点で、やはり流動性の観点からはマンションが勝っているでしょう。

活用性から資産価値の比較

一方、活用性で比較をすると一戸建てに軍配が上がります。一戸建ては自分の土地ですので自由に用途を変更したり(法令の範囲という前提です)、建物を建て替えたりできます。一方マンションは基本的に「売る」「貸す」以外の選択肢がとれないため活用性には欠けます。土地という絶対的な強みを活かすことにより活用性を最大限に引き出せるのは一戸建てだと言えるでしょう。

一戸建てとマンション:状況によって利点は変わる

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まずは今後のプランを練ろう

この記事では以下の内容を紹介しました。

上述したようにマンション、一戸建てのどちらが資産価値に優れているかは一概には言えません。どちらがベストであるかは人によりますので、まずは自分自身のプランを練りましょう。

例えば、まだ30代前半で、不動産を購入しても20年前後で買い替えをする可能性があるとしたら、流動性に長けているマンションの方が良いでしょう。サラリーマンを定年し今後買い替える必要もなく、子供たちに資産として相続する事も含めて考えたら、建物の価値は下がっても土地は残り続けるので一戸建ての方が良いかもしれません。それぞれの長所と短所を見極めてご自身のプランに合った不動産を見つける事が大切です。

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