ワンルームマンションは、住居だけではなく投資として購入する方もいるため、比較的売却しやすい不動産と言えます。

しかし、中古物件の流通が多い分、売却するタイミングなどにより売却価格が上下しやすいデメリットも。この記事は、そんなワンルームの売却で失敗しないタイミングと注意点のお話しです。

ワンルームマンションを売却するタイミング

基本は周辺マンションを調べること

ワンルームマンションはマンションの中でも、周辺マンションにより価格が左右されやすい特徴があります。理由は、居住用ではなく投資用で購入していた方などが、何か理由があり極端に安く売却している時などがあるからです。このような現象は、ファミリーマンションの売却では中々起こりません。

ワンルームマンションを売却する時には、周辺マンションの売り出し状況に注意しながら、ご自身のマンションを適正に評価してくれる不動産会社に出会うことが大事です。

ワンルームマンションを高く早く売却する方法

1)直近の成約事例を調べよう

まず、不動産会社に査定を依頼する前に、自分でも周辺の相場を把握しておきましょう。把握する方法はたくさんあります。その中でもおススメは「REINS Market Information※」を活用する方法です。

このサイトは「東京都23区東部」のように、多少エリアは広く出てきてしまいますが、下部に詳細データがありますので、そのデータからマンションの所在地と広さなどに応じて、ご自身のワンルームマンションと近しいマンションをピックアップしましょう。周辺の相場状況を把握しておくことで不動産会社の査定の時にスムーズに話せます。

REINS Market Information

2)競合マンションを調べよう

次に「今」売り出されているワンルームマンションを調べましょう。どこの会社のサイトでも結構ですが、今回は「HOME’S※」をご紹介しておきます。ご自身の周辺エリアで、広さを加味し検索をかけて下さい。前項の「成約事例」とは違い、「今」実際に売りに出されているマンションなので、あなたのワンルームマンションと競合するマンションになります。

つまり、その売り出し価格があなたのワンルームマンションの価格を大きく左右することになるのです。

HOME’S

3)成約事例と競合マンションの比較

2つの価格を算出したらそれらを比較しましょう。

たとえば、成約事例から算出すると1,500万円~1,800万円程度なのに、実際に売り出されている競合マンションが1,300万円などであれば、その1,300万円のマンションは何らかの事情で早く売りたいマンションです。

そのようなマンションと同時期に売り出してしまうと、どうしても1,300万円と比較され、たとえ適正価格で売り出していても「高い」という評価になってしまいます。その場合、そのワンルームマンションを緊急で売却をする必要がない限りは、その低い価格のマンションが売れてから売り出すと良いでしょう。マンションを売却するタイミングは、この競合物件によって変えるのが得策です

4)良い不動産会社を選ぼう

成約事例と競合物件を調べて相場を把握したところで、不動産会社に査定を依頼しましょう。査定依頼は、ネットでも、店舗を構えている仲介業者は店舗に行っても構いませんが、ネットで複数の会社に一括で査定依頼を出来るサイトがあるので、それを利用するのが一番楽だと思います。

複数の会社に査定を依頼した後に不動産会社を選ぶときの注意点は「査定額が高いと言う理由だけで選ばないこと」です。大事なのは、その「根拠」をキチンと聞くことです。

査定サイトだけでもたくさんあるのですが、おすすめの不動産一括査定サイトは2つあります。

1つは大手6社が運営する「すまいValue」。その6社で国内の不動産流通の40%以上のシェアを占めるそうです。買い手の顧客リストを持っているので、早期売却を狙っている方がおすすめです。

2つめはLIFULL HOME’Sが運営しているHOME’Sです。こちらは約1500社の不動産会社が登録しておりどんな会社なのか説明も具体的です。

不動産会社の担当者が査定額を説明する時に、先述した「成約事例」と「競合物件」を加味した上で話をしているかという事ももちろん大切ですが、大事なことは不動産会社に「実績」があるかどうです。

5)不動産会社の「実績」を確認

登記、契約、媒介契約

では、不動産業者の実績とは何でしょうか?

たとえば、直近で同じマンションを売却した実績があったり、同じエリアで同じようなワンルームマンションを売却したことがある場合には非常に強いです。

ファミリー向けの物件とは需要のある時期も売り方も異なります。たとえばポストに近所のマンションのチラシが入っていることはないでしょうか?チラシで売れるのはほとんどファミリー向けです。同じ学区内で住み替えを検討する方がいるためチラシは効果的です。しかし、ワンルームとなると事情は異なります

また、単純にそのエリアの売り(新宿に近い、快速が止まるなど)や、そのワンルームマンションの売りなどを把握しているので、購入検討者への営業トークや営業ツールが確立しているという強みがあるからです。

それらの強みは検討者への営業に大きく関わってきますので、売却活動においては大事な要素になります。

6)仲介手数料を確認しておこう

ワンルームマンションなどの不動産を仲介業者経由で売却すると、手数料を支払うことが一般的です。物件価格にも寄りますが、物件価格の3%が相場ですので、手数料については事前に確認するようにしてください。

  • 売却手数料=(マンション売却価格×3%+6万円) +消費税
    ※消費税がかかるので注意!

最近は、手数料を値引きする業者もいますが、手数料が安いだけで不動産業者を決めるのは危険です。営業力や信頼性、担当者のスピード感、近隣エリアでの売却実績などを総合的に評価してください

(参考)マンション売却の手数料の相場、なぜ無料にできるの?

ワンルームマンションを高く早く売却

調べて比較して不動産業者を選ぼう

冒頭にもお伝えしましたが、ワンルームマンションはとくに周辺物件により価格が左右されやすいです。そのため、周辺物件との比較がとても大切です。

  1. 自分で成約事例と競合物件を調べて比較すること
  2. その「基準」を持ったうえで不動産会社に査定をお願いし、査定額の根拠が明確なのかを見極める
  3. その不動産会社に実績があればなお良い

これらを実践し、売り出すタイミングや価格付け、選ぶ不動産会社を間違えなければワンルームの売却は成功へ近づくと思います。

監修 鈴木 良紀
(株)ウィルゲイツ・インベストント勤務。大手ゼネコン、ディベロッパー、不動産ファンドを経て、(株)ウィルゲイツインベストメントの創業メンバー。不動産、法律に広範な知識を有し様々なアセットのソリューションにアプローチ。宅地建物取引士・ビル経営管理士

サイト:https://fudousan.click/


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マンション売却を考えているものの、何から始めて良いのか分からない方へ
マンション売却の査定をする前に

マンションの売却は一生に一回あるかないかの事です。非常に大きな金額になりますので「なるべく高く早く売りたい」という方は多いと思います。

そのために一番大切な事は「査定」で売却を依頼する不動産会社を見極める事です。ここからはその査定をする前に必ず読んでおいて頂きたいマンション売却20ヶ条をお話します。

マンションを売却する前に必ず読みたい20ヶ条