親の家を相続した人のなかには、相続したままで、何とかしなければならないことが分かっていてもどうすればいいか分からない状態が続いている人もいらっしゃるでしょう。

不動産は上手に活用すれば役に立ちますが、何もせずに放置しておくと金銭的負担が大きくなります。この記事では、親の家の処分について失敗しない方法を紹介しています。

親の家の処分で失敗しないために

専門家に依頼する前に考えておくべきこと

親の家を相続や贈与などで譲り受けたものの、どのようにするか決まっていないと思わぬ金銭的負担を強いられることがあります。どのように活用するのがベストなのか、失敗しないためにはどのように考えればいいのか、この記事では、親の家の活用方法を決めかねている人向けに解説しています。

親の家を放置しつづけると思わぬことに

空き家のままだと、家が傷み、取りこわさなければならなくなることも

空き家の状態が続くと、家を管理する人がいないため、劣化が早くなります。相続してすぐに売却を進めていれば買い手が見つかるかもしれませんが、放置し続けると、家の傷みがひどくなり、買い手が見つかりにくくなります。

地域によっては売却するまでに1年以上かかることもありますので、なるべく早く方向性を決め、家の価値を維持できるようにしましょう。

さらに空き家で放置すると、特定空き家に指定される

空き家として放置をし続けると、特定空き家に指定される可能性があります。近年、管理が行き届いていない空き家が増え、近隣住人に悪影響を及ぼしていることなどから、空き家対策が施されています。

特定空き家に指定されると、固定資産税の特例措置(減税)が適用されなくなり、税の負担が増えることになりますので、注意が必要です。

売却したときに税金がかかる

マンション売却に必要な期間

親の家を相続した日から3年目(の12月31日)までに売却すると、最大3,000万円の特別控除を受けることができます。もし売却することで利益を得られそうな場合、その利益に対して税金がかかります。控除を利用すれば税負担がなくなるか軽くなりますので、効果がありそうな人にとっては使いたい制度です。

有効期限を過ぎてしまうと、税金がかかる可能性が出てきますので、固定資産税の特例措置と同様、注意が必要です。

親の家の活用方法を考え、自分に合った方法を選ぶ

住む、貸す、売るのいずれかを選択する

親の家の活用方法は、大きく分けて、「住む」、「貸す」、「売る」のいずれかになります。家計や考え方によりいずれかの方法を選ばなければなりません。一つひとつを順番に検討し、どの方法を取るのがふさわしいか考えていきましょう。

通勤や通学など生活に不便がなければ「住む」という選択

木造の家屋

ほとんどの場合、実家に住むとなると、今の生活環境を変えなければなりません。中にはこの機会に慣れ親しんだ実家に住みたいと考える人もいるでしょう。今すぐに住めなくても、準備をして条件が整ってから引っ越すことも考えられます。

その時までは、定期的に訪れ、家の様子を確認する必要がありますが、引っ越す時期をはっきり決めて、費用がどの程度かかるか見積もっておくと安心です。

賃貸の需要がある地域なら「貸す」という選択

マンションを売ることを考えたら

今の生活環境は変えにくく、「住む」という選択を選べない場合、「貸す」という選択肢があります。ただ「貸す」ことにしたとしても、需要がない地域の場合、なかなか借り手が見つかりません。不動産管理会社や不動産仲介会社に募集や管理を依頼することになると、収入がない上に、費用の負担が大きくなります。

家がある地域に需要があるかどうか調べたり、不動産会社に相談したりして、「貸す」という選択肢が向いているかどうか判断しましょう。

「住む」「貸す」が無理なら「売る」という選択

田舎

親の家を売ることに抵抗があるかもしれません。「売る」という選択肢は売れるまでは大変かもしれませんが、売却後は費用面での心配はなくなります。

ただ家が田舎にある場合、売り手を探すのに時間がかかる可能性があります。また抵当権が付いていると、抹消してから売却するのが一般的です。代々受け継がれてきた家の場合、権利関係を把握するだけで時間がかかる可能性があります。

そのため「売る」という選択をする場合、地元の不動産仲介会社や大手不動産仲介会社のネットワークを活用し、なるべく早く買い手を見つけられるように、相談しながら進めていきましょう。

すでに信頼できる不動産屋があるという方はそちらに相談するのがよいかと思いますが、離れて住んでいる場合はそういった相談できる不動産会社を知らないケースが普通です。その場合、不動産一括査定サイトを使って親御さんの家があるエリアに強い不動産会社を見つけ、ご自宅にいながら査定額を出してもらうができます。

おすすめの査定サイトはLIFULL HOME’Sが運営しているHOME’Sです。こちらは47都道府県の約1500社の不動産会社が登録されていて、不動産会社の雰囲気やたんとうしゃなのか説明も具体的です。

親の家の処分で失敗しない3つの秘訣

どの方法がいいか迷うのは当たり前?

ここまで、親の家を放置した場合の影響と活用方法について解説してきました。これまでの内容をまとめますと、

  • なるべく早く検討し始める
  • 選択肢の一つひとつを比較検討する
  • 必要であれば専門家に相談する

が失敗しないための3つの秘訣です。費用面からベストな方法を選べないかもしれませんが、ベターな方法を選ぶことも大切です。また税制は非常にややこしいため、分からなくなったら税務署や専門家に相談してみてください。

選択肢の一つひとつを順番に検討する

失敗しない秘訣は、それぞれのメリット・デメリットを考えること

親の家をどうするか、選択肢は決して多いわけではありません。そのため、一つひとつの選択肢について、メリット・デメリットを考え、どの方法が最も良いか検討していきましょう。表としてまとめておくのもいいでしょう。当然、それでも迷う場合があります。その場合には、不動産会社や税理士など専門家に相談しながら決めていきましょう。

 

マンション売却を考えているものの、何から始めて良いのか分からない方へ
マンション売却の査定をする前に

マンションの売却は一生に一回あるかないかの事です。非常に大きな金額になりますので「なるべく高く早く売りたい」という方は多いと思います。

そのために一番大切な事は「査定」で売却を依頼する不動産会社を見極める事です。ここからはその査定をする前に必ず読んでおいて頂きたいマンション売却20ヶ条をお話します。

マンションを売却する前に必ず読みたい20ヶ条
独立系 FP
ファイナンシャルプランナー(CFP®)子育て世代を中心に、公務員や自営業者、上場企業の従業員の方々から関する相談を受けている独立系ファイナンシャルプランナー。FPや宅建の資格講師もしている。